マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 (日記) 曽野綾子の「いい人をやめると楽になる」を読み返しているところ。


昔、この本をなにげなく図書館で借りて読み、あまりに共感する部分が多く、えらくおどろいた経験がある。
しかし全体像はなんとなく覚えていても、内容はほぼ忘れてしまったので、折に触れ、いつか買い直そうと思っていたのだが、貧乏怠慢なアタシはそれもせず、ただただ年月が……。

先日ふと思い出し、この本の事をちょっと書いたら、今松本に里帰りしているぷあぞんが「二冊持ってるから一冊持っていくよ」と言ってくれ、本当に持ってきてくれたので、渡りに船とばかり、今読みなおし始めたところだ。
まだ昨夜から読みなおし始めたので、5分の1くらいしか読めてないのだが……。

先ず冒頭部分にこんな一節が有る。


(以下本より抜粋)

私はほとんどの友達と何十年も付き合ってもらっているが、それは私が正しい人だからでもなく、気前が良いからでもない。口が悪くても、身勝手でも、ケチでも、せっかちでも、神経が荒っぽくても、家庭が歪んでいても、あの人はまぁ、あんなものよ。という事で面白がって付き合ってもらっているのである。
人はお互いのやることを、むしろ笑いものにしながら、友情を保つ。
ただその人の中に、一点秀でているところが有れば、そしてそれを見付ける眼力がお互いにあれば、友情は続くのである。


とある。

アタシはこんなアタシが言うのもおこがましいが、正にその通りだよなぁ……と改めて思うのだ。

この本を読むずっと以前から、アタシも良くそんなような事を日記に書いてきた気がする。
この本を借りた当時、タタシ等凡人(増してや凡人にすらなりえないダメ人間のアタシ)から見たら、手の届かぬ所にいる著名な作家の曽野綾子さんと同じような気持ちでいられた自分が、なんだかとても嬉しくなって、この著書に親近感を持ち、それから一気に読み進めた記憶が有る。

ただ、他の本も数冊借りていたので、期限内に読まなければならず、再読できず、図書館に返してから、約10年ぶりの再会だ。

これから共感した部分をひとつひとつ探してみるのが堪らなく楽しみだ。

曽野綾子さんの本は、お恥ずかしいながらこの一冊しか読んでなく、何か他にも読んでみたいと思うのだが、お勧めはありませんか?



2011年08月08日(月)

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