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■ (日記) 「白く染まれ」を読み終えた。
昨夜「白く染まれ」を全て読み終えた。 各界の大物たちの常連さんが店の30周年記念にWHITEと、そのママさんに贈った寄せ書き・対談・などを収録した本。 従兄弟も寄せ書きを書いているし、伯父のエピソードは結構所々に書かれているので、相当二人とも通い詰めていたんだろうと思う。
かのビートたけしの事を「たけし」と呼びすてにし、森田義一の事を「タモリ」と呼びすてにし、和田アキ子の事を「アキ子」と呼びすてにし、中村勘三郎のことを「のりちゃん」と呼ぶゴットママ・・・・・・。
松田勇作に平手打ちを喰らわせ、内田裕也を出入り禁止にし、お客の頭をビール瓶で殴ったり、お客の顔に水や酒をぶっかけたり、ソファーで寝ている役所宏司に「起きなさいよ!そこはアンタの寝どこじゃないんだよ!」と一喝するゴットママ・・・・・・。
もちろんそれぞれがまだそれほど有名ではない頃から通い出した店ではあるのだろうが、一人又一人と徐々に有名になっていき、今や各業界のトップクラスの大物たちを何百人も(何千人かも)送り出してきたWHITEと言う店の神話は、読めば読むほど面白く、心惹かれてならない。
ある日著名な人が二人でWHITEに飲みに行ったら、カギも掛かっていなくママ不在。 カウンターに「新宿で飲んでるから電話して」とのメモと、10円玉が・・・・・・。 さっそく電話を掛けてみたものの、もうママさん梯子をしていたらしく、一向に連絡が取れない。 仕方ないからカウンターに入り自分たちの飲み物を作って呑んで待っている内に、あれよあれよと店が満席になって困り果て、結局一日働いてきた・・・・・・などの波茶滅茶であり得ないエピソードや武勇伝が実に満載なお店みたいだ。 店では客同士、ママと客との喧嘩も絶えなかったらしく、放送禁止のようなお色気ゲームや、くだらない遊びで楽しんだエピソードなども沢山書かれてある。
ママさんはWHITEに集う人たちをお客さんという目では見ておらず、一人一人の人間として、本音で対等に真剣に付き合ってきたのだと思う。もちろん有名であろうとなかろうと・・・・・・。一流であろうとなかろうと・・・・・・分け隔てなく・・・・・・。 そんな所がステキで堪らない。
ネットで調べてみたら宮崎三枝子さん(ママ)は2008年にまだ享年67歳という若さで、残念ながらもお亡くなりになられたそうだ。
http://ameblo.jp/counselors/archive1-201004.html
もう一回くらい従兄弟にねだって連れて行ってもらっておけばよかった・・・・・・。
ママさんの読者ファンとして、心よりご冥福をお祈りいたします。
でも、大好きだったステキな仲間たちと、いまも天国でもWHITEを営みながら、楽しくおかしく賑やかに過ごしておられるんだろうなぁ・・・・・・。
2011年09月05日(月)
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