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■ はなちゃん、万波佳奈たん
なんか、梅雨、って感じの肌寒ーい週末。 今日は一歩も外に出ないままだった。
なにやってたんだ? ああ、延べ4時間も教育テレビを見てしまった。ていうか。 3年前:民放オンリーのテレビっ子、一人暮しのテレビはボールより友達 →2年前:NHKスペシャル、NHKアーカイブス萌え →1年前:海外で日本のドラマ、バラエティの質の高さを痛感 →今年: しかしテレビをほとんど見ず、見たいのはいつも教育テレビ
急速な高齢化が(俺の中で)進んでいると思われる。 まあね、「NHK杯囲碁トーナメント」は日曜の行事として仕方ないとして。 いや、白状すると司会役の万波佳奈2段最高なんすけど。雰囲気とか。 解説のおっさん棋士どももえらい嬉しそうで笑える。かつくやしい。
最近やばいのが「新日曜美術館」。その日のうちに再放送するのがいかにも教育テレビで◎。 はい、白状しますがはなちゃん、昔から好きです。かなり。 先週は俵屋宗達の「風神雷神図屏風」特集、今週は京都の細見美術館。ストライクゾーンど真ん中。 この番組は「世界遺産」みたいにおおげさでない所がいい。美術だ、芸術だ、と力を入れすぎず、一般人の、目で見て体で感じる感覚を大事にしていて、かえって信頼できる。 能書きで判断するもんじゃないからね。こういうのって。
細見美術館には一度だけ行ったことがある。京阪の出町柳からのんびり歩いて東山二条の美術館まで行ったが、正直、「京都」「文化」に圧倒された。さすが個人所有だけあって、なにもかもセンス良すぎです。まあ、東京人にはまだまだ作れない場所だろう。広島は問題外として(日本中に言えるが、公立はダサくて節操がなく、個人経営は成金臭が)。
この美術館で初めて伊藤若冲の絵を見たときの衝撃は、たぶん忘れないと思う。 この人の水墨画は、限られた色づかいの中で、まるで生き生きとして、昨日完成したばかりみたいに見える。ウキヨエだってゴッホに影響を与えたかもしれないが、若冲の新しさときたら今でもびびるくらいだ。 んー。絵を語れるようなキャラじゃないのは重々承知。
「日本はすごい国だ」 「んなこたねえだろ。なんで」 「日本には教育専門のチャンネルがあるというじゃないか。俺たちの国じゃ考えられない」 という、まあ誤解も交じっているようだがよく聞く話。 さて、ねるか。
2003年06月15日(日)
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