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るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子の日録【オリーブの森で語りあう】
るり子



 参院で国籍法全会一致で通過、明日本会議で可決。

甚だしくジャンル違いだが、

どうしても書いておかなければならない。







本日12月4日 

参院法務委員会で父母の婚姻を外すことなどを柱とする

国籍法改正案が、全会一致で可決された。

全会一致の意味は 申すまでもない。

そこにいた全員が賛成したという事だ。

しかし、当然全会一致など する懸案な訳がない。







前回の衆院通過の際には、反意を表明していた心ある

西川京子、戸井田とおる、馬渡龍治、古川禎久、牧原ひでき、

飯島夕雁、松本洋平、平将明、林潤、木挽司

の、10名の代議士は 採択の際 退席した。







今回の参院では、

何かご意見はあるか?という議長の問いかけに対し
 ↓
自民党・丸山和也議員が挙手し、
 ↓
丸山議員はこのような審議のやり方はだめだ・・・・と言いかけると、
 ↓
内容を記録するペンと放送を止めるように指示が出、議場の速記が止められる。
 ↓
丸山代議士は、隣から袖をつかまれて、何やらやりとりをする。
 ↓
委員会にざわめきが広がる。
 ↓
ヤジが飛ぶ。

「自民党なにやってんだー!」、「国対委員長は何やってんだ!」

「党内で統一されてないじゃないか!」
 ↓
誰かが「休会しろー」と声がかかる。
 ↓
丸山議員が着席する。
 ↓
議場の速記が再開される。
 ↓
議長が、採決をする意思を表明し、
 ↓
形式上の全会一致で 国籍法改正が参院委でも可決した。



という流れを取ったのだ。





今更 この国籍法改訂のの問題点を列挙するのも何だが、

一応 簡単に説明すれば、

婚外子の日本国籍が

日本人男性に認知してもらうだけで取得できる改訂だ。

本人たち(父と名乗る日本国籍を有する男性と、内妻もしくは19才以下の子供)の申告だけで

日本国籍が与えられる。

それが事実であろうとなかろうと

基本的に 口頭申請でこれからは日本国籍がおりることになる。







付帯決議として次の二項が かろうじて付加された。

〈1〉国籍取得の届け出に疑義がある場合、父子が一緒に写った写真の提出をできる限り求める

〈2〉施行状況を半年ごとに国会に報告し、科学的な確認方法の導入を検討






嘘か本当か疑わしいケースは、 

なんと一緒に写った写真の添付でいいらしい。

こんな国籍の 大安売りをする国は アイルランドくらいだろうか。






不正取得に対する罰則は

20万円以下の罰金、懲役1年以下と、抑止効果は無きに等しい。







ちなみに

欧州では既にDNA鑑定が制度化している。

イギリス・デンマーク・ノルウェー・オランダ・フィンランド・ベルギー ・

ドイツ・イタリア・スウェーデン・オーストリア・フランスなど

12カ国が導入済みだ。






当の日本国法務省倉吉民事局長は 何と言っているかというと、

DNA鑑定をすると家族関係不和が生じる恐れがある

鑑定結果の信用性がも省・役所の窓口では判断できない

鑑定には相当の費用がかかるので迷惑をかけることになる

外国人に対する不当な差別にあたるのでDNA鑑定は不適切。

このような認識をしている。







日本国籍が欲しい外国人によって

国籍詐欺が横行している現状を

見て見ぬふりをし 今回の国籍法改訂を全会一致で採択する

私たちの選出した国会議員とは 何を目指しているのだろう。







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ここは、三島由紀夫が幡ヶ谷自衛隊で自決する前夜、最後の食事をした割烹です。

2008年12月03日(水)
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