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2002年05月03日(金) ■ |
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湘南夕暮れ海岸 |
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GWの鎌倉は大混雑だった。 こんなに人気があるとは全然知らんくて、 人込みに飽き飽きするたびに、 「なんだよこれー、くそぉー」 一緒に行った女友達にブツブツ愚痴をこぼしてしまう。
源頼朝が開いた武家が初めて政治、行政を司る鎌倉幕府。 なるほど、新緑がまぶしい森の中にいくつもの豪快な寺社が存在する。 鶴岡八幡宮でお参りしてからブラブラと適当に、 鎌倉宮を通り、瑞泉寺に行く。
来た道を戻り鎌倉五山第1位の建長寺を見た後 建長寺前のお店でとろろ蕎麦を食いながら足の疲れを癒す。 今度はアイスを食いながら亀ヶ谷坂切通し(かめがやつざか) 化粧坂切通し(けわいざか)を越えて源氏山公園のハイキングコースを歩く。 源氏山公園を抜けるとすぐ鎌倉の大仏にご対面。 このころにはだいぶ機嫌が直った。
鎌倉はマジでいい。 京都と違って飾らない武骨な寺やお宮が大きな青々とした森に守られている。 京都は昔の人のおしゃれ感が伝わるけど、 鎌倉はごくごく自然体だ。 平安時代の京の見栄っ張りな風潮を反射的に嫌っているような感じ。 素朴でありまた、純粋である。 頼朝が義経のおごりに怒ったことがなんとなく分かる気がした。
清々しかった。 1日中歩きっぱなしだったけど、疲れはない。 新緑とぽかぽか陽気と、相模湾から吹き抜けるやさしい風が気持ちいい。 そのせいか大仏さんも顔が緩んで微笑んでいるように見えた。
源氏山公園の高台のハイキングコースからから所々見えた 相模湾に浮かぶセーリングの白い帆にひかれて、 海が見たくなった。
江ノ島電鉄(通称:江の電)に乗って「鎌倉高校前」まで行った。 右に富士山と江ノ島が見える。 この駅の目の前はもちろん海。 俗に名が高い湘南海岸が横一線に続いている。 確か「茶宝」のCMの電車が走ってるシーンはこの駅のすぐ横の踏み切り。
海岸に下りるとふざけあってる若者の集団やサーファーたちがいた。 ただっぴろい海を目の前にして一気に全てを忘れた。 大きな海と大きな空。 見えるのはそんだけ。 感じるのは風だけ。
砂浜で寝ころがって見る友達の背中が 大きな空に浮かんで見えて、 オレまで空に浮いている気がした。
そんな1日の湘南ボーイと湘南ガール。
鎌倉の紹介↓ http://www.mapda.net/kamakura/kamanavi_sights/sights.htm
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