スタンドから眺める木漏れ日
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2001年05月13日(日) こにゃんこ☆さくらとの再会

我が家には、恐ろしいほど多くのぬいぐるみがいる。
大抵は「UFOキャッチャーで」「お店で目があった」「仕事場でいただいた販促物」等々、
私が自ら選んだ子達だが、中には例外もある。
今日、劇的な再会を果たした「こにゃんこ☆さくら」もその一つだったりする。

さくらは、以前勤めていた書店にいた「お客様の忘れ物」だった。
幼い子供が連れてきた「お気に入りの友達」だったのだろう。
すぐわかるようにと、お客様の視界に入りやすいカウンターのすぐ後ろにチョコンと座らせていた。
しかし、何日経ってもお客様からの反応はなかった。
ある日、さくらの方へ目をやった私はそのまま絶句してしまった。
お客様からの大事な預かり物であるはずのさくらの顔に、あろうことか落書きがしてあったのだ!!
「これでは、もしもお客様が名乗り出ても渡せない・・・」
そう思った私は、さくらを自宅へ連れて帰った。
とりあえず、マジックで黒く塗られてしまった鼻のあたまを懸命に洗った。
完全に元通りとはいかないものの、何とか以前の可愛いピンクが顔を出した。
ついでに全身を石鹸で洗ってやると、臆病な捨て猫みたいだったのが人なつっこい子猫のイメージに大変身!!
正直、店に返すのが惜しくなってしまった。
幸か不幸か、さくらを自宅で預かっている間も持ち主は現れなかった。
月日は流れ、私はさくらを返すことなく店を去った。
そして、私は一人暮らしをするために実家を離れ、結婚が決まって再び実家へと戻った。
その間、さくらは私の部屋の本棚にいて、私と顔を合わせることはなかった。
今日、久々に私が自室を訪れるまでは・・・。

ちなみに、「こにゃんこ☆さくら」は私がつけた名前である。
☆は敬愛する「スターダスト☆レビュー」にならったもので、決して「つのだ☆ひろ」さんからではない。


Shiratama Akkey |MAILHomePage

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