スタンドから眺める木漏れ日
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2001年06月10日(日) 守られるべきは何か

1人の心を病んだ男は自ら死ぬことに踏み切れず、代わりに8つの幼い命が奪われた。
あまりに惨いこの不条理な出来事を伝えるニュースを見るたびに泣きそうになる。
それぞれのお子さんの名前を見ると、ご両親がいかに深い愛情と期待に満ちてつけたのかがわかる。
写真に収められた可愛い笑顔は、ご両親の思いが心に伝わっていた証だ。
この事件は、必死で心の病と闘う人々の存在をも傷つけてしまった。
精神を病んでしまった人すべてが危険人物であるようなイメージが植え付けられてしまうことが1番恐い。
ただでさえ、精神科の敷居はまだ低くなっていないというのに。
現在、少年法のときと同じように刑法の改正が叫ばれている。

自らの過ちを反省し、地道に更正しようとする者が
法律を逆手にとって罪を犯す者の犠牲にならないよう、
きちんと配慮した法改正を願いたい。


Shiratama Akkey |MAILHomePage

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