声の音

2002年06月16日(日) いとしいとしと言う心

今日は後輩の合唱祭へ行ってきました。
何故毎年やっていたところから
すごい遠く離れたところに移ったんだろう…
何年か持ち回りで動くんだっけか?
多分、こういうことがなければ
一生訪れなかったところです。

後輩は、もう可愛いの一言で(笑)
親バカ、ならぬ先輩馬鹿?
人数が激減して、きっと大変だろうに
楽しそうにしているのが、すごくいい。

今日は、現役の後輩にも
もう卒団してしまった後輩にも会えて
嬉しかったなぁ。

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暗いもの、に憧れる気持はある。
憧れる、は語弊があるか。
闇と言うもの
混沌と言うもの
刹那と言うもの

人の裏側には
そう言うものに憧れ、焦がれて
求める気持はきっとある。
それを、全く覆い隠してしまったり
冗談というオブラートにくるんでしまったり
少しずつ出すことで自分と折り合いをつけてしまったりするだろう。
それは、正しい方法とも言えないし
間違っているとも言えない。

中には、その闇に
飲まれてしまったり
そこから出たくないと思ったりする人もいる、と思う。
それも、正しくもないし
間違ってもいない。

だから、何も言えないんだろうけど。
でも、例えば、
闇に入ろうとする人を
笑って見送ることは、私には出来ない。
一緒に行くこともできない。

私はきっと、手をさしのべるしかできない。
さしのべて引き戻して。
ごめん、きっとあなたの望んでいないこと。
放っておけないのは、私の我が侭。

だって嫌なんだ。
私の友達が、大好きな人が
自分から離れていくのを
諦められるほど
我慢できるほど
割り切れるほど
忘れてしまうほど
私は人間が出来ていない、から。

だから今日も
私は、あなたを想っているよ。

恋愛感情ではないけれど
私を好きでいてくれたあのときも
私以外を好きになった今も
あなたに恋愛感情は全くないけれど
それでも、あなたを想っているよ。

決して、届かないとしても。


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水井ちな [MAIL]