声の音

2002年07月10日(水) そうして受話器の向こうの君は。

ゆきちゃんからの電話。
凹んでるの、凹んでるのっていいながら
声がなんだか弾んでいた。

ひどいやろー?って言いながら
それは全部惚気だった気がする(笑)

幸せなのかな。
それとも幸せじゃなくてもいいのかな。
それがあなたの選んだ道なら
私は「そう」と言うしかないけど。

家族の心配は笑っちゃ駄目だよ。
心配されるって幸せなことだと
わかってるよね?
今のゆきちゃんには
わかってくれない母親、かもしれない。
わかってくれない家族、かもしれない。

でもわかってるでしょう?
誰かと出会ったせいで、元気がない、くらいじゃすまないくらい
変わってしまった娘を見て
「あの子の選んだ道だからしらないわ」って
本気で思う親じゃないでしょう?

二人で刹那の夢を見てもいい。
かなうはずのない夢なの、って
哀しく笑ってもそれはあなたの勝手だけど。
あなたの周りの世界は
決して刹那の夢でもなくて
決して夢でもないんだと。

…言っても聞かないんだろうけどさ…(笑)


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水井ちな [MAIL]