声の音

2004年06月05日(土) 素顔を見せて

宝塚宙組「ファントム」を観劇。

今回は急遽日が空いての観劇だったので
一人でした。
違う席にHさんがお母様といらっしゃったんですが。

ファントム、と言うのは
ガストン・ルルーの小説「オペラ座の怪人」を
基にしたミュージカル。
一般的に広く知られている「オペラ座の怪人」
とは、話の筋書きや曲が違い、登場人物も
多少変わってます。

「ファントム」は怪人によりスポットを当て、
内面を掘り下げた作品…のことでした。

どうなるんだろう、と思っていたのですが
色々展開の速いところや「?」というのもありましたが
やはり曲も良く、面白く見れました。
怪人=エリック(和央ようかさん)が、「オペラ座の怪人」よりも
人間ぽく、かつ、マザコン度が高かったんですけど(笑)

ヒロイン=クリスティーヌ役の
花總(はなふさ)まりさんも綺麗で
Hさん曰くの「女よりの少女」を熱演されてました。
彼女の歌う「素顔を見せて」が良かったなー。
って、「絶対に大丈夫だから顔を見せて」って言うのに
見たとたん絶叫で逃げ出すってどうよ(笑)
この辺り、「オペラ座の怪人」とはちょっと違いますが
脈絡の無さ、どっちつかずの態度は似てるのかなぁ、とか。

特別出演の樹里さん、安蘭さんも
やはり歌が上手くて、聴き応えがありました。
ただ、この作品本当はすごく少人数のお芝居だと思うんですが
役のついてる人がすごく少なくて
後は「団員」とか「町の人」みたいな感じで
役が当たらない人も多く、ちょっとかわいそうでした。
私の好きな彩乃かなみさんも
折角の歌をほとんど披露できてなくて残念。

終わったあとはHさんとお茶とご飯に行きました。


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水井ちな [MAIL]