声の音

2004年06月12日(土) 浮かんでは消える泡のよう

新聞を読んでいたら、長崎の事件のことが
子供用の記事に取り上げられていた。
多分あると思ったけどやっぱり
「暴力的な映画の影響」ってのが書いてあった。

見るたびにとても不快な気分になる。

もう何度も繰り返されたことだけど
どうしてそういう事件があると
趣味であった映画や小説に原因を求めるんだろう。

加害者の少女が好きだったと言う小説とそれを基にした映画。
あの小説と映画を見た人が果たしてどれくらいいると言うのか。
そしてその中の何人が、今回のような事件を起こしたのか。

少なくとも、私は小説を読んだけど
誘発されて何かを起こそうとは思わなかった。
あの小説は、話題性とかの想像以上に
普通に普通の小説だと思う。
児童向けの本として、ホームズやら明智小五郎を勧めておいて
いまさら何を言うんだろう、と思う。

自分の部屋を見渡すにつけ、
自分が何か犯罪犯したら絶対にこのせいだ、と
あげられるものがとても多い(笑)

何かするときは、アイドルのポスターでも
部屋に張っておくから証言ヨロシクね、と
Mちゃんに言ったら
「エロゲーポスターがその裏にっていってやるよ」と。
ばかね、エロゲーポスターは
色あせ防止のためにちゃんとかくしてあるんだよ(笑)


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水井ちな [MAIL]