気分刊日記

2002年05月31日(金) サッカー祭り開幕

 遂に始まりました‘2002 FIFA WORLD CUP’。サッカーファンらしい人が多い職場では、いつも11時位まで残業している人も定時で帰ってしまうフィーバーぶり。私も、日頃からサッカーファン(主に欧州)と言うスタンスでいるので、開幕戦は絶対生で観たい!位の勢いで19時半に退社。周りも「開幕戦観たいのね」って感じですんなり。そんなフリして観に行っったのが 『スパイダーマン』。公開してそんなに経っていないので、まだ混んでいるはずなのですが、居なかったたねぇ客が。金曜の夜だと言うのに半分位しか入っていないでやんの、それも殆どカップル。帰りの街頭テレビにもまるで全盛期の巨人戦を観る様な人集りが。日本にはそんなにサッカーファンが多かったのか?と思う程影響が有るんですね。
 帰ってから開幕戦の結果を知ったんですが王者フランスがまさかの初戦●黒星。ジダンがいないからとは言えないのだけど、そうでも言わなきゃやりきれないのがフランスサポーターや常識派サッカー関係者の気持ちでしょう。
 で、どうしてジダンが居ないのかと言った点には触れない。何故って開催国の韓国との親善試合での接触も原因の一端だから。更には、金品万引きしたセネガルの選手にもお咎め無しで出場させたのもどうかと思う。逮捕告発して韓国が厳しい国だと思われたく無い、せっかくの自国開催に水を差すのを避けたいと言うカッコ付ける為には形振り構わないグレーな決定。これじゃあ韓国では、権力や圧力により簡単に法が曲げられるって感じを受ける。多分日本で同じ事が起っても似た様な事はになりかねないんだけど、サッカーは紳士的スポーツ(昔は格闘技って言ってたけどね)であり世界の子供達も観ているのだから、その辺の線引きをしっかりしないのは選手の為にもサッカーの普及の為にも良くない。そんな事だから韓国や日本がサッカー後進国から抜けだせず、FIFAでの政治的駆け引きでも甘く見られてしまうのです。
 ただ試合の話に戻ると、今大会のアフリカ勢は台風の目になるとは思う。これまでの身体能力頼りのサッカーから、ヨーロッパでプレーする選手が増えたいま、技術的・組織的な面が飛躍的に進歩しているので、それが何処まで集中して引き出せるかが注目。

 『スパイダーマン』原作についてはあまり知らないのですが、同じコミックヒーローのスーパーマンやバットマンと比べてもかなり一般人依りの弱っちい人間性が有るらしい。そう言われると登場時のトビー・マグワイアは黒縁のスチールメガネで、まるでのび太君みたい!しかし、スパイダーマンのアクション自体は殆どのシーンでCGキャラなんじゃ無いかと思うんですが、良いんですねェ?その昔、「バットマン」でビルから飛び下りるバットマンをフルCGで描写したシーンを入れようとしたら全米俳優組合いか何かが、俳優の職を奪うみたいな事で抗議してカットされた事が有ったはず。ある意味、スパイダーマンのCGにトビー・マグワイアのアテレコみたいな映画ともとれる。ストーリーはいたって単純、ボンクラ青年(とは言えハイスクールで科学賞獲ている賢い人)の人間的・ヒーローとしての成長&恋愛。アクションもまあ及第点。あとは今後の敵キャラに期待だね。 本作の監督サム・ライミやティム・バートンを筆頭に、ピーター・ジャクソンも含めハリウッドの一端は‘バランスのいいオタク’が担っているのを痛感させてくれるブロック・バスターMOVIE。(映画監督なんて殆どオタクなんだろうけどね)


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