気分刊日記

2002年06月13日(木) CGは取り敢えず波瀾無し

 いや、仕事してないです。今日はイタリア戦を観る為に職場のサッカーファンが19時で一斉放棄。私はサッカー好きとか言っておきながらハリウッド映画「バイオ・ハザード」のマスコミ完成披露試写と言うのに行ってきました。見かけた芸能人はジャニーズの誰か、石井苗子、そして三島賞受賞作家中原昌也 !!「誰っ?」て思う人には取り敢えず‘暴力温泉芸者’とだけ。なんかパッとしないなぁ。結構早く着いたのに会場は満席、空いていた席はスクリーン最前列の真中辺。こんな見難い席で見るの「バタリアン」以来じゃ無いかな?かなり見応え有りましたよ!終了後は最近お決まりの情報遮断体制で帰宅。速攻飯食ってビデオで試合を観戦!

 『バイオ・ハザード』3月に公開した本国ではそんなにヒットした様な形跡が無い。そのせいかどうかは判らないが、本国での今一つの反応に配給元がビビったのか、SPE夏の大攻勢に押されたのか、公開は8月下旬全国松竹洋画系公開。できれば、7月中旬or下旬から全国東急系で公開して欲しかった。それ位のインパクトとパワーが有る事請け合い!
 ストーリーは、もちろん世界的ヒット・ゲーム“バイオハザード”の設定 をベースに、近代ホラーの古典「ゾンビ」へのオマージュ満載の展開であり、「エイリアン」どちらかと言うと‘2’を連想させるストーリーが丁寧に描かれている。なもんだから主人公のキャラが リプリー(シガニー・ウィバー)に近い。ただ、あちらはゴリラ女でこちらはトカゲ女の印象。準主役の女性戦士がゴリラキャラだが、殆ど「トゥームレイダー」のジョリー姐の焼き直しに見えてしまうのが可哀想。CGマップを使ったりしてゲーム感覚満点の特殊効果やCGも見事に溶け込んでいる編集は、101分と言う、まあアクション映画としては理想的な長さだが、最初から最後まで息つく暇の無いスリルの連続なのに、肩の力を抜いて疲れる事無く軽快に見る事ができる。モデル出身のミラ・ジョボビッチはその均整の取れたスタイルで「フィフス・エレメント」でもそれなりに動いていたが今回はスタント一切無しで挑んだそうで、アクションもかなり手だれのマーシャルアーツ・アドバイザーが付いていたと見え、かなりに美しくえげつない格闘が見れる。重火器も見る人が見たらそれなりの凝り様で、試写会場には東京マルイのBB SOFT AIR GUNのパンフが置いてあった。
 監督と主演・出演者は、原作の大ファンであり実際に何度もプレーしているので作品にも愛が有る(特に、ゲーム中でもマストアイテムとなるGUNをゲットするシーンの描き方は、playした人らしい丁寧さが有る)。さらに、ゲームの映画化と言う点で監督のトーマス・アンダーソンはゲームが原作の「モータル・コンバト」の監督を努めて成功しており、ゲームの構造と映画の構造を上手く取り入れ、かつ劇場作品としてのクオリティーを約100分で納めるのにはホラーよりアクション重視、更に原作から有る程度距離を置くと言う事を心得た、大変バランスの取れた奴だ。その点で、「トゥームレーダー」と同じかそれ以上に面白い作品だと思う。

彼女がいたら絶対連れて行く超駑級SFバイオ(レンス)アクション(ホラー)。


<イタリアvsメキシコ>
ゴメン、メキシコ!君たちのサッカーは結構面白い事が判った。イタリアもインザーギが先発するは、デルピエーロが活躍するはで役者も揃いなんとか踏ん張ってくれた。Gグループは順位こそ意外だが妥当な面子が残って良かった。


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