気分刊日記

2002年09月15日(日) 耐久日記

 今日はほぼ12時間耐久映画鑑賞。どの作品も寝ないで観切れる面白さなのが幸い。いつも休みの日は、初回から観に行けば三本見ても余裕があるなぁなんて考えるのだが、生来の怠け者で絶対昼からになる。なもんだから、今日の早起きは革命的に大切な時間!でも、すべて観終わって家に着いたらあまりの疲れで爆睡!!寝てる間に欧州サッカーで活躍するJAPたちは悲喜交々の結果が・・・。しかし、稲本は凄いことになってるね!?

 朝早くから出かけて、新宿はシネマスクエアとうきゅうの日曜祝日初回が1000円と言うのに釣られ、9:40から『ドニー・ダーコ』。ぎりぎりに行ったらスゲー混んでいて、立ち見も出てた。しかし、この映画館音響はなかなかいいのだが、スクリーンが小さいくせにやたら縦に長いので観難いんだよね。あと、単館としては老舗で作品のチョイスはなかなか良いんだけど、場所が歌舞伎町なんで女性の足が向きにくいのが難。そのせいか、最近の公開作はちょっとレベルの低下が・・・これはあくまでも「薔薇の名前」や「セックスと嘘とビデオテープ」なんかかけていた高貴なイメージが私の中にあるからだけど。そのせいか、公開期間の短いものも増え客足が悪いと見ると安売りキャンペーンもしばしばなのが近頃。

 続いて、『ズーランダー』までの時間調整と株券消化もかねて『アバウト・ア・ボーイ』。これはちょっと空いてたかな。でも、午後の回からはそこそこ混みそうな感じでした。

 銀座に移動して、シネパトスで『ズーランダー』。なんか妙な列が出来るんですが、結局3/2ぐらいの埋まり様。まあ小さい映画館で高架下にあって電車が通る度に天井が唸る‘静かな映画’には最悪な映画館だけど、今回はコメディーだし、3っ有るスクリーンの内もう一つは『ジェイソンX 13日の金曜日』かけてるんで問題は無いんだろう。この、銀座シネパトスと言う映画館、立地はともかく、接客もシンプルだし、チケットの券売機を自動にしてあったり、オリジナルのキャンペーンを行うなどサービスはそれなりに頑張っている。何よりかかる映画のチョイスが素晴らしい!ただその作品のチョイスなんだが・・・、半分位の割合で*なんちゃって劇場公開(配給会社があんまり宣伝に力入れてないので、取りあえず劇場公開の冠を付けるため2週間位上映する、特にVシネには多い上映形態。)が多いのは、しょうがないのかな?でも頑張ってる!

 最後は、街頭スピーカーからお囃子が流れ神輿が練り歩いている渋谷で、なんとなく気持ち的な義務と義理のある『スパイキッズ2 〜失われた夢の島』。劇場の渋谷松竹セントラルは悲しいかなガラガラ。でも、客の半数が家族連れ、その点では映画の趣旨に合っているのが唯一の救いかな。まあこの先年末から来年にかけ松竹洋画系は「ハリー・ポッターと秘密の部屋」・「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」・「マトリクス リロード」(渋谷は未定)と、動員の見込めるタイトルが待機しているのでいいのかもしれないが、逆にこれだけの大作をかけて、大ヒットしてもブロックシステムの弊害で時期が来たら終わらせなくてはいけないのが馬鹿げてる!(「I am Sam」とかね)。

 『ドニー・ダーコ』imdb:

 『アバウト・ア・ボーイ』imdb:

 『ズーランダー』imdb:そもそもベン・ステラ−がモデルって時点で‘?’な話。オープニングには大内順子やドナッテラ・ベルサーチ、ジョン・ガリアーノ、カール・ラガーフェルドの様なシルエットが出るのも御愛嬌。もともと、MTVのファッションアワードの余興作品であった架空のモデル、デレク・スーランダーを作品に昇華させた「ウェインズ・ワールド」の様な作品。ちょっと難しかったのか劇場は殆ど笑いが起らないが、客に外人でもいればまた牽引役になったのかもしれない。でも、アメリカ人には難しいかも。ベン・ステラ−のチビでバカで左回りの出来ないモデルに対して、オーエン・ウィルソン演じるライバルモデルも、アップになると目尻に皺が・・・。
 結局あまりの不入に東京ONLYの上映で地方を廻らなくなったし、もともとパンフは作って無いので後でリファレンスで機内貴重な作品。

 『スパイキッズ2 〜失われた夢の島』imdb:
 


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