気分刊日記

2003年04月10日(木) 大腕日記

 “忙しい、忙しい、と言ってる内はまだ余裕。”なんて訳で、ダメダメな同僚が今日も寝坊、重役どころか半休して出勤するのを後目に、SPEの試写に行って来ました。ただ単に、ロザムンド・クワン(40)を久々にスクリーンで見るために『ハッピー・フューネラル』。でもその後、仕事にならないくらい疲れ切っていた・・・。え、映画はあくまでもほのぼのとした良質の作品。帰りの電車で危なく寝過ごす所でした。

 『ハッピー・フューネラル』imdb結構面白かったです。中国本土の映画なんて言うから、人民啓蒙のため、どうせ説教臭さがそこかしこに漂っているのでは、と思っていたのだが・・・どうして、メリハリの効いたしっかりとした脚本に、味の有る役者で淡々と綴る、久世演出の向田邦子作品みたいな素朴さも秘めているすてきな小品。
 旧正月映画の割にはしゃいだ所も無く劇中劇が入れ子構造で展開するのも、結構凝っていて意外、それに監督が上手い。でもって、ロザムンドさまの可愛さは相変わらず。新宿のシネマスクエアとかでは無くて、女性も来れる武蔵野館レベルがよかったのではないかと思う。プレスには、中国を代表する様なスタッフが参加している旨も宣伝として掛れているが、その点で一番感心したのはエンディングが王菲(フェイ・ウォン)だった事かな。諷刺、コメディー、ドンデン返しの連続!?いえいえ実は普通のラブストーリー!

 


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