毎週金曜は花金どころか、徹金!私お住まいはビジネス街のビルの中になってしまう。帰りは朝、週末の朝、渋谷の繁華街は凄い。仕事帰りの風俗嬢や、ゴミをあさる路上生活者。
趣向を変えてラブホ街を流したら、宿泊を終えたカップル、時には二人とも高校の制服だったりするのが凄い。朝一から入っていくカップルや、悲しくなるぐらい歳の離れたカップル(女の子が可愛いんだ)はデリヘルとかではなく、どう見ても会社の上司と部下の様相。徹夜明けのリーマンはそっけない振りして電柱に張ってあるデリヘル広告を物色して持ち帰る。
TULLY'sとか入るといつものビジネスマンや学生、外人カップルなんかの賑わいとは異なる客層。おそらく地元民や朝終わる仕事(水商売系)の気取らないおじさんやオバサンが常連になっている。心なしか店員も変だったりする。
電車に乗ると、日頃あまり出かけないような奥様が休みの日も朝から元気。但し、お出かけ慣れしてないので化粧が異常に厚い!!顔白いよ。
何かいつもと違ったものが見えてくる・・・。
昼寝の後、夜の8時に出かけてレイトショーで『アカルイミライ』を見に行く。今日はレイトショーの前にトークショーが有るので朝からアミューズに言って整理番号1番のチケットをもらっていたのについた時には100番まで回っていた。意味無いじゃ〜ん。
さて、近頃鑑賞している映画のラインナップをして“ギャル好き”と言われてしまうほどの私だが、その指摘も甘んじて受けよう。あまつさえ、今日はロリコンとか犯罪者呼ばわりされてしまう事も辞さず!で以下の作品・人物を取り上げる…。
 『 Uptown Girls 』 :伝説のロッカーの娘で、マンハッタンで一際イケてるお嬢様ブリタニー。所が、遺産を騙し取られいきなり生活苦・・・。コレまで自由奔放に生きてきた彼女がいきなり労働するハメに。で、ついた仕事が、諸般の理由で母親と離れて暮すダコタの子守り。孤独を抱える二人は衝突しながらも意気投合!やがて本当の友達親子の様になるのだが・・・。 てな感じの、ヒューマン・コメディ?なのかな。アメリカのサイトをいい加減に翻訳してるので不確。タイトルだけ聞くとコステロが流れてきそうだが、トレーラーのミュージックがアブリル・ラヴィーンだ!!これほど、ブリタニーに合う曲は無かも。でも、やっぱり最強なのはブリタニー&ダコタのコンビ。俺にどうしろと言うのだ…8月にアメリカに行けとでも言うのか!? 5月頃に公開予定の『8mill』または『サイドウォーク・オブ・ニューヨーク』で来日予定らしいブリタニー。ただ、家族(弟がいるらしい)と一緒にきて大阪・京都を巡ると言う観光モードなので、その時期京都に行こうかと思索中(ウソ)。
『アカルイミライ』:黒沢清の凄い所は難解で哲学的な映画を作るからじゃなくて、圧倒的なエネルギーや、意識の様な形のない何かをフィルムに焼きつけ物語の体裁を整え、観客の前にきちんと提出してしまう事。それを商業ベースできちんと軌道に乗るポピュラーさを兼ね備えている点ではないだろうか? もちろん、エネルギーや意識と行ったものは、知覚・認識・理解をするにはあまりにも漠然として“解らない”“難解”と言う印象を受けるが、理解しようとするその時点で、見る者に思考する事を想起していると言う事は彼の思惑の中なのではないだろうか。そして、何を理解するかという主題は「エゴ」や「集合意識」、「関係性」と「存在」であったり、「未来」や「方向」とい言ったなんとなくタイトルに集約されているようにも思う(この辺は私の独断)。 とにかく今回は、各シーンのエネルギーに圧倒される。
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