気分刊日記

2003年05月13日(火) 英雄日記

 いや、なんか色々あってバイオリズムが乱丁気味の今月なんで取り敢えず試写に行って来ました。図々しくも3本見に行ったんだけど、また見れませんでした『二重スパイ』。なぜ?それほど迄に注目の作品、北朝鮮が旬だから?それとも試写状ばらまいてるの?余りにも好評らしくて、今回は入り口でビデオに落したやつをもらって来ました。ホントに好評みたいね。一旦会社に戻って1時間程仕事して再出発!
 今度はワーナーの試写室で『HERO 〜英雄〜』!!試写状来た時、モーレツに嬉しかったんで早く観たかったんだけどようやく。でも、ワーナーの試写室ロクに調べないで行ったら、見つけるのに時間かかって付いたら満席。スクリーン最前列で見るはめに、トホホ。感想は後程、まあ、予想通りっちゃぁその通り。
 急いで六本木に戻って『ムーンライト・マイル』の試写。結構気になっていた作品なのでちょっとワクワク。でも18時からなので終わったら直帰しようと思ってたんですが、会社戻って終電迄働いちゃったよ。

 久々に最近気になっている事を幾つか。
 1、倉木まいが気になる。アーティストとしてではなく、女の子として。彼女物凄くスレンダー・ボディーでそのくせ結構バストが有る様なパットの様な・・・3サイズの公表をお願いします。

 2、コンビニで見かけて思わず買ったKitKatのWベリー味。これ自体は不味かったのですが、この箱に書いてあったサイトに行ったら岩井俊二監督、蒼優、鈴木杏主演の短編「花と小箱」『はなとアイリス』を上映中。これが、短編なんだけどネットで見るには結構長い。岩井俊二らしい作品で悪くないんですが、こんなに長くてしっかりした映像がストレスなく見れる環境が家庭にやって来た事に改めて感激。思わずDVD付のKitkatも買ってしまいました。商品案内はこちら

 3、上戸彩の露出が大過ぎです!

 『HERO 〜英雄〜』imdbもともと懸念していた通り、ウォン・カーワイの『楽園の瑕』に近い作品になっている。ただ、共通して参加したクリストファー・ドイルのカメラがそう見せてしまっているのかもしれない。もちろん、ほぼ全編に渡る程小東導演のアクションは美しいし、ドイルのカメラ、ワダエミの衣装も、セットも絶品の一言。特に程小東のアクションは棒術や剣術が逸品と確認。
 お話は前半の偽りの戦いの回想が激しいアクションなのだがちと短い。その後の「じつは・・・」からがちょっと長くてアクションのテンポとしては盛り上がりを見失っている。その分、演舞といって良い程美しいシーンがながれる。
 ストーリーは、私怨に駆られた『義』と、大平の世を導くための『大儀』の重さの違いを説くお話なのだが、これをブッシュに見せたら如何に理解するのか?絶対勘違いして、大儀のための戦争は正当化されると思ってしまうかも。
 難を言うと、矢を打ち払うマギー・チャンのCGがウザイのと、チャン・ツッィーとマギー・チャンが闘う銀杏の葉が舞うシーンは、まだCGが人間の想像力に追い付かないことを感じさせた。あと、根本的にチャン・ツッィーの役は要らんのではないかと思う。
 チャン・ツッィーとドニー・イェンの出番は少な過ぎ!トニー・レオンが美味しいとこを全部持って行く。芸術>アクション>ストーリーの比重が目立つ映画。『マトリックス・リロード』の予告で流れるそうだが、どれくらいの人が観に来るだろう。あと、またもやエンディングがフェイ・ウォン(王菲)なのは、中国が世界に誇れる歌手は彼女だけと言う事ですか?

『ムーンライト・マイル』imdb『ドニー・ダーコ』以来ジェイク・ギレンホールに注目!『バブル・ボーイ』も無理してサンプル仕入れたのだ。トビ−・マグワイアーっぽいひ弱なアンニュイ系の男の子かと思いきや、イタリア系の小男ダスティン・ホフマンと列ぶとガタイもデカイし、脱ぐと結構逞しい事が解る。これなら、今後ファニー・フェイスの悪党なんかが来ても十分戦える(できればアメコミ系作品の悪役)。
 さて、作品は監督が自らD・ホフマン、S・サランドンに当て書きしただけあって、思い入れ十分の演出・演技。おまけにS・サランドンはプロデューサー迄買ってでているので、そのせいかどうか必要以上に作品が長い!特に前半のもたつき、皆が名優達が回りくどい演技で哀しみを表現する段とか。あと20分は切れたと試写後関係者に言っている方がいたが、全くその通り<116分>2時間は辛い。道に迷ってしまった人々が自らの指針をえてそれぞれ次の一歩を踏み出すお話。でも前半は作品自体が迷走している・・・


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