今更、日曜日の日記とか書くけど、あくまでもここは私の記憶補完機能なのでそこんとこヨロシコ(寒〜)!
さて、結構体調もよかったりしたんで、良い感じでお昼食べて今日も映画の日・・・て、まただよ。寂しいですね〜、でも誰か誘うにも一日に何本も見て、こうばらばらな作品を分刻みのタイムテーブルで観て回るなんて、誘えんわな。 今日の献立『小さな中国のお針子』『星に願いを』『あずみ』。どう?今日のは女の子でも誘えそうなラインナップでしょ。でも、普通の人は良い映画を観た後その余韻に浸りたいものなんだよね。所が私にはそれが許されないのさ。
『小さな中国のお針子』・imdb:中国映画なのに、泥臭さが無いので‘おや?’と思ったら、フランスメイドの逆輸入中国映画なのね。フランス育ちのベトナム人『青いパパイヤの香り』『シクロ』『夏至』の監督トラン・アン・ユンの作品と感じが似ている。文革(文化大革命)時代の中国農村部を舞台にしているお話だけど、つい最近の中国の田舎の話でも通っちゃいそうなほど、私達は中国について知っている事が少ない。 映画の中では、お針子のお爺さんや、猥歌のお爺さんがイイ味出していたんだが、パンフを読んでいたらこの年代のイイ役者は文革のせいで結構少ないとの事。 お話は、エリート学生が再教育で送られた山間の寂れた村で、周りは皆無知で無教養の下層農民ばかり。あまりにも退屈&ストイックな生活に欲求も溜まるし、ここは一つ純粋無垢な少女を調教教育して自分好みの自立した女に育てることに。そしたら、自立しすぎて手におえなくなっちゃったって話。中国映画とは思えない、垢抜けたドライな印象を持つ映画。実は自分の国を(フランス人と同じ)見下ろした目線で描いている映画。(女の人ではなく)女の子はどういう感想を持つのだろう?
『星に願いを』:私が日本映画の監督で常々注目している監督の一人、『非バランス』『ごめん』の富樫森監督。今回はなぜか原作が香港映画『星願 あなたにもういちど』(セシリア・チャンの主演作)と言うリメイク。 関係ないけどセシリア・チャンて若いころのブリジット・リンを思い出す丹精な美人。もしくは原史奈と小西真奈美を足した感じで、なぜか次回作は韓国映画で浅田次郎原作の「ラブレター」をリメイクした『パイラン』に出演。 作品に戻ると、元が香港映画だけにコテコテのラブロマンスなのですが、竹内結子が可愛いんだ。で、『火星のカノン』(富樫監督の下で脚本を書いていたこともある風間詩織監督の作品)にも出ていた中村麻美ちゃんとかいい感じのつながりが拝める。なので、今回の脚本に参加している人も今後気になるかも。で、作品は超オーソドックスなファンタジー&ラブロマンス。23歳以下の女の子と観に行くと感動してくれるかも・・・。
『あずみ』:北村監督やりたい放題!今まで手にした事無いお金が使えたのであれもコレもで欲張りすぎてしまった感じがする。でも、原作ものだし、なんと言ってもアイドル映画なのですべてOK。この経験を生かして今後の作品が面白くなればいいんじゃない?原作を読み返して見なきゃ分からないんだが、2時間30分は長いかな?幾つかエピソード切れたと思うよ。 出演者は、最近の(それなりの規模の)日本映画には必ず出てくる竹中直人は今回もやりたい様にやってたっぽい。もう一人、“エンケン”こと遠藤憲一もかなり遊んでいた。更に、ヒーロー上がりの北村輝一やオダギリジョーは逸材。『浪人街』を思い出す原田芳雄の暴挙も暇が無い。若い男の子達も小橋健太が年上なだけあって演技は抜けて上手かったけど、他の男の子もそこそこ良し。“やえ”役の岡本綾ちゃんは『桜の園』の頃の‘中島ひろ子’と‘和久井映美’を足した感じの落ち着いた女優さんになりそうな風貌。色々あるけど、上戸彩のムチムチの太ももを眺める2時間半。
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