気分刊日記

2003年08月23日(土) 自虐日記

 はは、久しぶりの徹夜して、帰りに29日で上映終了の『セクレタリー』を観に行った。会社では4時間ほど睡眠をとっていたのでまあ準備万端。
 しかし、名門ミニシアター“とうきゅうシネマスクエア−”は最近は作品のセレクトも中途半端になってきたし、今日は接客の質も悪かったなぁ。場所が歌舞伎町と女性行きにくいし、最近はそれ程でもないけ入り口から階段がションベン臭かったし・・・。「薔薇の名前」とか、「セックスと嘘とビデオテープ」なんかを観た思い出があるんだが母体がでかいとは言え、今後も立地的に厳しいんだろうね。
 で、いったん帰宅して昼寝の後、3ヶ月位ぶりに髪を切りに行った。その間襟足がすげー鬱陶しい、横から巻きが入って田村正和っぷりがなんとも気持ち悪かったんです。サッパリて下北をブラブラ買い物していたら、昨日今日は下北阿波踊りとやらで道路が封鎖されてなかなか駅にたどり着けなっかった。

 『セクレタリー』imdbいやはや、思わず感動して潤んでしまう瞬間があった。内容はアブノーマルな恋愛だったりするんだけど、その嗜好を肯定的に描いており、そういう人の心の持ちようを理解したのか俺は?嫌そうじゃないんだ、映画自体に愛に対する普遍的な何かがきちんと含まれていたから作品として多くの人に評価されるのだろう。
 役者について言うと、とあるライターさんが、マギー・ギレンホールが宮城まり子に似ていると言うのも納得。あの、綺麗ではないんだけど雨にぬれた子犬の様に訴える目が確かに。画的には、困った時の顔や何か企んでる顔がエリザベス・モンゴメリーに似ていた。対するジェームス・スペンダーはその色の無い無機質な能面顔がクリストファー・ウォーケンの様で怪演!!
 一緒に観て面白さを共有できる恋人がいれば、それは離しちゃダメです。


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