気分刊日記

2003年10月11日(土) 独逸日記

 ああ、コレ書いてるのは10/21、10日も前のことなど殆ど忘れている。まあ、最近の行動パターンは決まっているので、ようは何の映画を観たんだっけ・・・?

 いちおう、午前中は仕事。普通に8時間労働をこなして帰りに映画を見たはずなのだが・・・。「!」、おおそうだ、『10億分の1の男』を見たんだ、その後で『ワンダー・アンダー・ウォーター』『アフリカへの想い』を見たんだ...確か、多分。先日101歳で亡くなったレニ・リーフェンシュタールのドキュメンタリー。職場の棚には『レニ』が有って、買おうかどうか悩んでいるんだよ。

 母がチェコ→オーストリアの旅行から帰ってきて頼んでいた土産“スパルタ・プラハ”のユニホームを買ってきた。ありがたい!マイナー・リーグ・ファンの私としは、この冬はスパルタのユニフォームの重ね着に、ディナモ・ブカレストのマフラー、ステアウア・ブカレストの靴下に、1FCニュルンベルクの手袋なんて酷いコーディネートを目論んでいます。

 『10億分の1の男』imdb予告編とか観ても、なかなか惹き込まれるものがあったし、なかなか日本で公開される機会の無いスペイン映画と言うことで何かを期待したのだが・・・何かいま一つ面白くなかった。
 『運』なんて目に見えないものを扱い、その「運」を自在に操る人や、「運」を操るゲームなど幾らでも膨らむプロット!でも、ほぼ全編、様々な方法で繰り広がれる<“運”ゲーム>がいま一つ盛り上がりにかける。だって、ルールが凄くあいまいなんだもん。もちろん“運”なんて凄く不確定要素を扱うからっていうのは分かるんだけど、それを自在に操る人々って所が意外性があって魅力的なのに、結局「運は引寄せるもの」ってことぐらいで、ルール?とも、当たり前のこととも言えるオチ。役者としては、マックス・フォン・シドーがやたら凄みが有った。プロットは凄く魅力的だけど、ちょっと期待を裏切る異色サスペンス。

 『ワンダー・アンダー・ウォーター』&『アフリカへの想い』'91年の作品でリュック・ベッソンの『アトランティス』なんて映画もありました。どうも海洋映画と言うと、必ずといて良いほどイトマキエイ(マンタ)が出てくる。あと、『SF SAMURAI FICTION』やPVなどでお馴染みの映像作家“中野裕之”も『PEACE BLUE - LONG VERSION』なんて作品を撮っている。一部の高尚のな映像作家は突き詰めると自然回帰で海に帰るものなのだろうか?
 ま、この映画の場合は、大いなる自然を収めていても、自己主張したかったのか、音楽がちょっと鼻に付きます。「アトランティス」のエリック・セラ(フランスの久石譲)はそれ程でもないんだけど。レニの作品は時代時代における革新性やそのパイオニア精神には目を見張るものがあるし、彼女の根性は凄まじいものを感じるんだが、今回の作品からはどうしても見下ろした視線が感じられる。
 無論、彼女が“ゲルマン民族の優越を唱えた”ヒットラーの子飼であったと言う歴史的な事実も先入観として影響している事は否めないが、伝わってくる空気がそう感じさせるのだ。これは決して悪い意味ではなく、コレが彼女のモチべーションなんだろうなぁと思っているだけ。基本的にドキュメンタリーって体力を必要とする。


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