気分刊日記

2004年05月30日(日) コミックDAY

 もらった招待券が今月中に使わなければならなかったので吉祥寺のバウスシアターで、『キューティー・ハニー』を見た。バウスシアターには以前、ナイロンのSIDE SESSION#1「箸の行方」を観に行って以来だと思うので、10年ぶりくらいの訪問になる。当時はもっと雑然とした小屋だったと思うのだが、入り口こそ田舎の遊園地並だが中は清潔でシンプルでお洒落。トイレ綺麗だし椅子も座り心地がよい。勿論、シネコンとは言えスクリーンの大きさもそこそこだし、音響もしっかりしている。何よりも、今時女性を呼べない映画館はナンセンスとばかりの変わりようにちょっと気に入りました。機会さえあれば新宿のスカラ座とか文化シネマで見るよりは環境的にかなり上です。

鑑賞後は、井の頭線で直線距離の渋谷にでて、『下妻物語』を鑑賞。20分位前に到着したのだが既に満席。まあ、作品が作品だけにヤンキーっぽい女の子やロリータっぽい女の子は勿論、OLや学生も含め、おおむねギャルが多い客層。若い女の子に評判がよければ成功と言って良いのではないだろうか。

今日は私の大好きなディテールが満載!作りこんだおバカと笑いの楽しい映画が連続だったので気分的にも十分リフレッシュできる一日でした。

『キューティーハニー良くも悪くもサトエリ映画である。決して可愛くないのだが抜群のプロポーションとボケキャラを買われて?ハニーとして登場した彼女は、いきなり下着で町を疾走したかと思うと、懐かしの「アイドル王」で見せたような開脚を惜しげもなく披露!終始このテンションで進むみ、もはや庵野の確信犯的な演出と相まってサトエリ・ファンは超萌えまくるのではないだろうか。

更に、お宅のツボを心得えた庵野。市川実日子をメガネっ娘に仕立て上げ、(チャイナのサトエリに対して)アオザイ着せて細いからだのラインを強調するあたりがいやらしい。

かわいそうなのは村淳。最近薄くなってきた頭を帽子で隠しつつ、「RED SHADOW」でも証明済みの軽くてキザなキャラを演じては見るも、本人が何処なく引いてしまっていて、寒い事この上ない。

そのくせ、キャラデザインには、出渕裕、寺田克。更には、松尾スズキやしりあがり寿、始まり、原作者の永井豪までもがカメオ出演するニュータイプからtvBros、ガロまでを網羅するような遊びを散りばめて、これで世界のワーナーが配給と言うのだから・・・。

 『下妻物語』いい意味で、CMだろうがPVだろうが映画だろうが、何を作ってもこの人のテイストが出ている監督っていますよね、中島監督はそういう人です。堤幸彦なんかもその部類に入ります。多分、今回は原作物であった事が的中して、変にこだわらない映像のアレンジセンスと、端的に纏め上げるCM的なセンスが特に発揮されたんだと思う。

主演の二人は可愛いし、ビジュアル的にも楽しいし、不愉快なものは殆ど出てこないので終始みていて新鮮。音楽もPOP。カット数も多く、くだらないものも含めた情報量も多くて画面の密度も濃い。テンポも今の人向け。映画も丁度いい長さ。

個人的に贔屓の劇団“拙者ムニエル”の成田さほこなど、小劇場系の役者を上手い具合に配して、皆が皆はまり役。その中でも一番美味しいと思ったのが岡田義徳!!電話越しに桃子に投げかける言葉はかっこよかったっすよ!やっぱり「ワイルド・フラワーズ」は観ておくべきだった・・・。

あと、ラストで、土屋アンナが“BABY, THE STARTS SHINE BRIGHT”のモデルをやって赤いロリータファッションで登場、パルコの壁にでかでかとポスターが掛かるシーンがあるのですが、さすがモデルだけあって可愛い!!でも、この写真がパンフにも載っていないのは残念・・・!!!
原作読んでなくても、フィーリングでみても十分ハズレ無しの計算され尽くした作品


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