いやはや、久しぶりに一日4本の映画を観てきました。『スチームボーイ』、『シュレック2』、『好きと言えるまでの恋愛猶予』、『イカレスラー』。『スパイダーマン2』を観るつもりだったのだが、シネタワーでは都合が合わなかったので「シュレック2」に振り替えました。「シュレック」観てないんですけどね。
しかし今日はいかにも夏らしい日でした。朝は激しい雨音で目覚めたのですが、洗濯物を干してあったあので速攻起きて取り込むも、シーツが大濡れで再洗濯だわ・・・。雨に濡れたやつって嫌な匂いがするので。
出かける頃には雨は止んでいた、雲の流れは速いし空は怪しい色だったけど傘を持っていくのが邪魔だったので駅まで早足で出発したのだが、まんまと道すがら降られてしまいびしょ濡れだ。
でもそれが晴れると抜けるような青い空と聳え立つ入道雲、その後に覆い隠された太陽が掘り出す雲の稜線が綺麗!これが夕焼けだとまた幻想的なのよ。
『スチームボーイ』・imdb:「イノセンス」や「ロード・オブ・ザ・リング」でも思ったのですが、確かに大画面大音響で見る迫力が映画を映画館で観る醍醐味なのだが、暗かったりフィルムの投射環境が悪かったりで画が見難いのはどうかと思う。大友の絵って細部の緻密な書き込みが味でもあるので見辛いと迫力が半減するんだよね。
さて、作品の雰囲気はいかにもイギリス・ロケハン行って来ましたって感じの画で、19世紀のイギリス、ホームズな感じが存分に出ていていい感じ。冒険活劇としても「インディー・ジョーンズ」を意識した様なシーンも多く、レイがスチーム城から脱出するシーンなんか正に。
声は主人公:レイ役の杏ちゃんがはまり役。女優での需要が難しくなったら十分こっちでも食っていけるよ。あと、何度も言うけどスカーレット役の小西真奈美は、彼女からは絶対想像できない声が出ている。ロイド博士の中村嘉葎雄は声のヨレヨレ加減が抜群にキャラにフィット。その他の人も軒並みマッチしていてこのキャスティングは凄いと思う。
ストーリーは少年の成長≒冒険活劇としては普通。ちょっと文明批判みたいな所が気になるかもしれないが(科学者の系譜がアトム的だったりするのもそのせいか?)男の子には、“機械のギミック”や“父子の和解”、“親父越え”なんてテーマが面白いかもしれないが女の子的にはいま一つ面白くないんじゃないかなぁ?
結局一握りの科学者のエゴと暴走で巻き起こる大事件は、反面家族の問題だったりして、それを持って文明批判をしちゃったりする困った話である。これは、大友と言う一人のクリエータにより9年24億の制作費を振り回されたバンダイにも同じことが言えるのではないだろうか。 かかった月日と予算の割には、何だか普通のものが出来ちゃった。
『シュレック2』・imdb:まあ、ブラック・コメディー・ファンタジーとして結構面白いですね。でも、要はディズニーに対するカウンター的な意味合いが強かった本シリーズなので、当のディズニーが弱っちゃったらちょっと空回りっぽくなっちゃう点も否めないよね。でも、何でこれが全米で超ヒットになるのか理解しがたい。個人的に面白い所は“エディー・マーフィーが素晴らしい!”ってくらいかな。 出来れば、シュレックとフィオナ姫抜きの、サブキャラだけでショートストーリを何本か作って欲しい。
『好きと言えるまでの恋愛猶予』・imdb:いや、もう恥ずかしくなるぐらい恋愛青春映画。でも、性に関する露骨で濃厚な描き方はしっかりフランス映画の系譜。
本当に男の子が女の子に一目ぼれしてから二人がお互いに好き同士の確認をするまでが延々描かれるので、中弛みもすればじれったくもなる。でも、タイトルの通り最後のハッピーエンドまでの執行猶予だと思えば、恋愛映画を見に来ているのだからと納得できる。これって配給会社のタイトル付けが功を奏していると思う。
さて、やっぱり私なんかがこの作品を見ようと思ったのは、(券が有ったからって言うのもあるけど)主演の女の子が可愛かったからって言うのが大!でも、ヴァンサン・カッセルの妹なんだ。主人公の男の子も日本人好きするアッサリ顔の美青年。その親友や幼馴染の女の子も皆それぞれ美しくて、その中での気持ちの駆け引きが、なんとなくフランス版「ラヴァーズ・キス」みたいな感じなんだけど、レベルが違う(こっちの方が上)。
男の方は散々他の女でお勉強するのに、女の子はちょっとした行き違いで投げやりになって、彼の親友にあげてしまう。中盤まで初めては好きな人みたいな流れなんだけど、実はそんなのどうでも良くて、もう一度二人が正面から向き合う事がハッピー・エンディングってっとこがフランスっぽい考え方。この辺の男と女はロマンチックじゃねえぞ!ってのがバッサリ描かれるのもフランス的。
初日だったので配給アートポートのイベントがあって、カップル来場者に抽選で靴のプレゼントなんてやっていましたが、どちらかと言うと女の子同士、特にOLっぽい客が多かった。って言うか、初日のトークに土屋アンナとあるのだが、腹ボテで来場していたのか?ある意味見たかった。 夏場に野外スクリーンとかで、中高生のカップルとか女の子に見せてもらいたい。
『いかレスラー』:それぞれのエピソード、ストーリーの柱は物凄くしっかりしているんだけどそれらの流れ、並べ方にいま一つメリハリが無くてB級を脱し切れないのが、河崎実監督だろう。
以前試写で見た『マスク de 41』なんかは、プロレスに対してそれなりに思い入れが有るのが伝わって来たのだが、どうも河崎監督はプロレスと言うよりアニメの「タイガーマスク」や「あしたのジョー」等のスポコンものを意識してるんじゃないだろうか?
ほんとに、話や出演者は悪くないのに、ちょっとしたカットや無駄な台詞にセンスが無いばかりにB級になる。白石美帆の出演シーンなんか別撮りじゃねぇの?って思う程センスの無いカット。プロレスのシーンもスペクタクルに欠けるし・・・。 悪くは無いんだけどセンスが無い!面白くない事も無いんだけどそれは映画自体じゃなくて企画としてってことかも・・・
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