夕方までごろまで、ダラゴロしてたのですが、月末なので『LOVERS』観てきました。まあ、結構混んでいましたが、普通の映画ですよ。
『LOVERS』・imdb:美しいアクション、叙情的なカット、ワダエミの衣装、が目立つ、話は「インファナルアフェアー」が流行ったからそんな感じで。相変わらずチャン・イーモウはイメージ先行って感じ? しっかし、金城武とアンディー・ラウは相変わらず大根だなぁ。強いて救いがあるとすればアンディーの役は昔から一貫して頑固親父キャラ。良くも悪くも自分の信念を貫き通す無骨不器用な健さんタイプ。「インファナル〜」や「アンディ・ラウ/天與地(てんとち)」辺りで演じてる役がはまり役ですから。演技は無くともオーラがあるしね。でも、何は無くともチャン・ツィイーの映画だと思いますよ。
ラストに「アニタ・ムイに捧げる」とでるのですが、多分、遊郭「牡丹房」の女将役辺りに当て込んでいたのだろうが、本作ではソン・タンタンが演じている(が、急遽新たに書き加えられ場を凌いだらしい)。カリーナ・ラウ辺りでもはまり役だと思った(正確には※ネタばれ※秘密結社の首領の役を当てていたのだが、彼女を尊重した監督が代役を立てずに新たに設定した役がソン・タンタンの役らしい。)。
『HIRO』も賛否が有ったけど、本作もドラマ性を重視する方には些か物足りないかもしれない、しかし、PV出身監督のなんちゃって映画・ギミック盛り沢山の映画と言うより長編映像作品が多い昨今、映像重視なのは変わらないが絢爛豪華・痛快無比の娯楽映像美とある程度のドラマトゥルギー、そして商業映画として最も重要なエンターテインメント性を保つチャン・イーモウは、ある意味ティム・バートンやサム・ライミ、ピーター・ジャクソン等、オタク・エンタテインメント監督と並ぶオタク監督なのだ。それも、エンタテインメント・オタクで、美オタク。
この辺は、実はアート系の作品と思われがちなウォン・カーワイとも近いチャン・イーモウ。出が、「紅いコーリャン」とか、泥臭い作品が多かったのでここまで洗練されるとは誰も思わなかったのではないだろうか。
映像エンタテインメントとしての映画の追求はPV映画とは又違うものだという事をダイナミックに証明する中国人オタク監督。
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