| 2005年01月25日(火) |
華はあるけど実がない |
 ああ、第77回アカデミー賞のノミネートが発表されましたね。で、先立つ事先週の木曜(?)に11部門で最多ノミネートの『アビエイター』の完成披露試写に行って来ました。場所は新宿ミラノ座、まあ、話題作と言う事もあり結構の人が来場しており、襟川クロや、以前テレ東の木曜洋画劇場の解説者だった「あなたの心には何が残りましたか?」の木村奈保子がいました。あと、私が完成披露試写とか行くとかなりの高確率で見かける中原昌也御大を目撃!単に俺が顔覚えている有名人(?)が彼位しかいないってこと?
『アビエイター』・imdb:映画の方は、3時間も有るのでちょっと警戒していたんですがまぁそれなりに面白かったです。多分同じように3時間有る事で警戒して結局行かなかった「アレキサンダー」よりは当るでしょう。しっかし、ハリウッドってのはオリジナリティーが枯渇しているらしくて、“歴史・伝説物”が氾濫したと思ったら次は「Ray」「ライフ・イズ・コメディ!」とか“偉人の実話”ですか、全く。ここでの指摘が誠に的を得ているですよ、はい。
まあ、でカプリオは美しいけど役者としてのオーラが今一つ薄い。「ギャング・オブ・ニューヨーク」のコケの一つもこれが原因だと思う。今回は、伝記映画と言う事もあり青年時代から中年?時代までを演じるんだけど、なんか年をとってもぜんぜん深みが出ないんだよね。全裸のシーンとかあるんだけど、ギリシャ彫刻のように美しい裸で、年をとったはずの顔も結構肌がスベスベっぽい。取り敢えずもう30だぜプリオ。
つまりはこの人って、華は有るけど実が無いと言うか、まるで深田恭子ですなぁ。崔や井筒あたりにしごかれれば一皮剥けるんじゃないかなぁって思うけど、ハリウッドだと誰かな?だから、どちらかと言うと“永遠の若さま”な彼を使って、男の一大史を描こうなんて無理!スコセッシみたいな無骨な職人監督とははなっから愛称が悪いんじゃないかな?なんたって前作でも、敵役のダニエル・デイ・ルイスの方が数段魅力的だったし。まぁ、男は男でもこ、こうも続けて彼を使うところを見ると「スコセッシ、レオの男の色気にやられたなぁ〜」って感じです。
それを補ってか、今回も周りのキャスティングが絶妙だったのと、流石にジェット機なんかの話を扱っているから(?)テンポも速くて、“ハリウッド・社交界の煌びやかさ”“飛行機屋のロマン&男臭さ”“政治の泥暗さ”の対比がハッキリして、ストーリーも非常に解りやすかった。
イケイト・ブランシェットの演じる“江戸っ子のような粋で気風のよい”キャサリン・ヘップバーンや、ケイト・ベッキンセールは、最近の出演作が「アンダーワールド」「ヴァン・ヘルシング」などやたらゴシックな作品が多かったせいか、“レトロビューティーな顔立ちで気骨のある”エヴァ・ガードナーを演じる。さらに、「ギャング〜」の印象もありジョン・C・ライリーにはいつ裏切るのかドキドキさせられたし、敵役のアレック・ボールドウィンのふてぶてしさは貫禄があった。
できればプログラムは当時から居間に至る航空会社事情(パンナムも倒産したいるし)や、当時のハリウッドの作品なんかを、年表&図で書いておいてくれれば助かるんじゃないかなぁ。
こんだけキチガイじみたデカイ事やってりゃ、そりゃぁ、面白くて当たり前。でも、ハリウッドになるとどうして薄ッペラくなるんだろう。とは言え、そろそろスコセッシに賞をやろうよぉ〜の1本
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