2007年03月21日(水) |
度を越したいい加減さと言う病 |
総合失調症、パニック障害、摂食障害、アスペルガー症候群・・・近年様々な(精神)障害と呼ばれる病状があり、そのように診断分類される人が増えて来ている。でも、これらの病状で語られる人々は昔から社会にいたと思う。ただ、昔は普通に社会の中でも許容されていた(時には迫害されていた)し特別な物(ここでは異物)としてのレッテルを貼るのではなくユニークな個性の一部だったのではないだろうか。(どうして今そのように分類されなければならない時代なのかを語るには勉強不足なので)
近年の学問、とりわけ心理学などの範囲で研究が進んだ結果、病気としての冠が付いたことで、今まで「変わった人、ユニークな人」だったのが、「ああ、あの人はやっぱり病気なのか」っと言った認識に追いやられる、又は自分は病気なんだと言う第三者の認定をもらうことで周りも自分も納得すると言う“不確かな物を定義する”技術・カテゴライズする学問分野が発達認知されたと言うことなのだろう、それがいいことかどうかは解らないけど。(詳しい人にとっては認識甘い又は間違ってるって言われそうですが。)
で、何が言いたいかと言うと、私の「度越したいい加減で怠け者さ加減」はもう病気かな?と思った訳ですよ。あれですよ、“片付けられない女”みたいな・・・、そもそもケジメが無い子と言われ続けた“集中力が無い&決断力&判断力の弱さ”は心の弱さ=心の病気な訳ですよ、多分。(本当に病気な人御免なさい)
・・・と自分に言い聞かせてみても何にも満足できない。ああ、最近仕事していても私のダメな要素の主犯格“飽き”(集中力の無さ)が疼きまくる今日この頃に意味も無くいい加減な言訳をつけてみたりしました。
さて、週の真ん中のお休みは『松ヶ根乱射事件』を観てきました。山下監督売れっ子です!この夏には夏帆で「天然コケッコー」が公開されます。ペ・ドゥナや香椎由宇なんかを使った「リンダリンダ」とかも有ったし、児童買春でその座を追われた、元祖アイドル映画専門監督”今関あきよし”(wikiの大林宣彦との親交も厚いって一文もどうかと思う)の座を奪うのだろうか?
あ、そう言えば薬物所持だった豊田監督はまだ復帰しないのかなぁ〜?こっちは復帰早そうだし、付いた前科も芸術家(映画監督に対しては使える者かどうか微妙だが)の特権みたいな物なので執行猶予期間を過ぎたら仕事してください。なにより、映画をディレクトする才能はつまらない商業映画よりはきちんと有ると思うので。
『松ヶ根乱射事件』 この、徐々に崩壊してゆく日常みたい感じって、昔から有ったと思うのだが私が思い出せたのはデヴィッド・リンチ的感覚とかジョン・カサヴェテスかともおもうけど、それらの巨匠とは雲泥の差なのは当たり前。
キャラ、シーン毎にはいいのだが全体を通して緊張と緩和の積み重ねがない。徐々にずれてゆく砂の土台が今一つ最後までしっくりこない。単純にタイトルのために最後に乱射しときましたってネタオチかとも思った。
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