年初めに、今年は邦画を多く観そう!?なんて言ってたら、ここの所洋画が続いています。
で、今日は夕方から地元の映画館のレイトショーで『マリー・アントワネット』観てきました、オカンと。たいそう行きたがっていたのですが、当日料金で入るつもりだったらしいので、そんな無駄なことせんでも、テアトルの優待券持ってるんで、ワシも観たかったから一緒に行きました。
観る前に、飯とか喰ったんですが、オカンと外食するのは何年ぶりでだったかしら。三崎寿司で食べたんだが、昔みたいに腹いっぱい喰う訳にも行かないので、腹八分目で辞めときましたよ。後に映画が有ったので酒も飲まん、と言うかオカンと酒飲むことは滅多に有りません。晩酌にもつきあいません、だっておいら根本的に家で酒なんか飲もうと思わないもん。
観賞後、一旦家に帰って私は夜中に車で府中のシネコンでジャッキー&マイケル・ホイ&ルイス・クーの『プロジェクトBB』を観てきました。寝たのは3時ですよ。
『マリー・アントワネット』・imdb 一応聞いておきますが、気付きましたよね?コンバースの(?)スニーカーがでて来たシーンが有ったことは。他にも色々遊んでるとは思うんですが、とにかく服やお菓子やお菓子のお皿とか細部に至るまで可愛いですよ、美しいですよ!美術と衣装は最高ね。キルスティンもスパイダーマンで喰らったブス呼ばわりを払拭するくらいキレイにとってもらえてよかったね。
ってかさ、映画界のゴッドファーザーの娘にしてガーリーセンス抜群のソフィアが自分のダチ集めて時代物をモダンにリメークした本作と、演劇界の重鎮の娘にしてJAPANEASEガーリーフォトの先駆者蜷川実花がやっぱり被写体でもあり旧知の土屋アンナを使って時代劇をとったって言うことは、両作品のスタンスはほぼ同じですよね?この点について長谷川町蔵さんあたりにちょっと書いてもらいたいですわ。(兄ローマン・コッポラがセカンドユニットの監督として使われていた・・・がんばれお兄ちゃん!)
『プロジェクトBB』 何はともあれ、昭和BOYは李小龍よりジャッキー!ガンダムと言えばファースト、ドリフよりはひょうきん族世代な訳ですよ。とにも、香港返還10周年の今年は・・・なんか有るんじゃないデカ?(書いていて何も思い浮かばなかった)
まあ、そんな昭和組ジャッキー世代には懐かしい、「Mr.Boo」マイケル・ホイ、「チャンピオン鷹」ユン・ピョウも観れて感慨ひとしお。でも、最も嬉しいのは、ハリウッド進出して『タキシード』やら『メダリオン』とか『ミスティー』とかどうにも納得いかない微妙な作品が続いていたジャッキーが、『新警察故事』の地に足がついた復活を本作でも維持している点は、壮年期に入ってからの後期ジャッキー節の確立と言っても良いのではないだろうか。
近年の作品では、肉体的にもピークを過ぎているジャッキー、臨機応変で体当たりのアクションとはいえ、どんなにがんばってもコミカルっと言う程愉快さを全面に押していないし、寧ろどことなく悲壮感や無理している様ないた痛さがでて来てしまう。それを、人生の辛酸を刷り込んだ重厚なドラマで補う手法のバランスが素晴らしい。
もちろん、コミカルさと言う点も無くなった訳ではない。「ラッシュアワー」のクリス・カッター、「シャンハイナイト」のオーエン・ウィルソンとのコンビで得た笑いの分業制(コント)のノウハウを取り込み、今回はシリアスな演技も定評のあるルイス・クーという抜群の相手役を得て息が切れない程度の笑い・アクション・シリアス、のリズムをバランスよくしかけている(でも、相変わらずオールタイム100%)。そう考えると、ジャッキーの行き着いた先って実は「コント55号」に近いのかもしれない。
最後に、昭和組ジャッキー世代の皆が思うTV放送時の吹き替えは石丸=ジャッキー&広川=ホイでお願いします。いや、むしろ最近のユニバーサルならDVD化の時点でそれくらいのサプライズをかましてくれるでしょ(半ば脅迫)!
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