気分刊日記

2007年04月15日(日) 青春とは走ることなり

満を持して邦画を2本みてきました。どちらも榮倉奈々主演。『渋谷区円山町』『檸檬のころ』どちらも榮倉奈々はたいした演技していません。寧ろ回りに喰われまくっています。ここまで色気の無いアイドルもいないですね、ってよく見りゃ一瞬宮崎あおいに似ていたりもする。けど、圧倒的に一重ってことで微妙な訳です。

渋谷区円山町
榮倉奈々に告白して、OKもらえたと勘違いする幸せな野郎を演じた佐藤貴広くんがいい味出していました。たぶん、「ナイスの森」観た時にも結構印象のこっていたんで個性的な役者として大成する可能性はあるんですが、イメージとして森下能やスティーブン・ブシェイミ、DJクアルズてきなギーク、ナードなポジションが似合いますね。やっぱりネットシネマ上がりの予算と言った作品です。劇場は、榮倉目当てのオッサンが多いかと想いや、マキダイ目当ての女の子も結構いました。

檸檬のころ
青春て言うのは走ることなんでですよ、大人に成ると走らないよねマラソンでもしない限りは。走るっって言ってもダッシュ!ダッシュしなくなるんですよ。その点、谷村美月走る!そして笑う!いやぁ、やっぱり演技上手いよ美月ちゃんは、特に最近演じることに自覚的になって来た気がする。今回は等身大の役柄だったことも有って、リラックスしていて、コメディエンヌも十二分にこなすし、もし榮倉奈々が彼女と共演時間が多かったら、自分の演技力の無さに自己嫌悪に陥るんじゃないかな。

あと、男性陣もよかった!石田法嗣も良いし、佐々木役の柄本裕もいい!で、名前と顔つきが気になって、もしやと思って調べたらやっぱり彼は柄本明の息子なんだね。「それって、エロくねぇ!?」ってのがまた自然で良い台詞だった。平川地一丁目はまぁ素でしょ?いい感じの自然体で、可もなく不可もないです。元FLYING KIDSの浜崎さんがすっかり貫禄のある演技で笑った。昔中山美穂とか浜田雅功なんかと共演した「もしも願いが叶うなら」では台詞の少ない、自閉症気味の兄貴役で影が薄かったのが嘘のようだ。何処もかしこも、ほんとに甘酸っぱい映がでした。


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