連休最後の日は目一杯グダグダして昼頃でかけて新宿武蔵野館で『神童』を観てきました。映画の日に渋谷のシネマライズで観る事も出来たのですが、ヤフオクで武蔵野興業の株券をもっと安く仕入れたので、こちらで観る事にしました。
ただ、武蔵野興業の株券は劇場で非常にぞんざいな扱いを受けるんです。特にHPをみたらゴールデンウィーク中は覚悟しろよと言わんばかりの限定条件があるようです。ま、それも見越して東急の株主権も携え、万が一の場合は「ゲゲゲの鬼太郎」に切り替えられる様にゆとりを持って行きました。
最終日だし天気も悪いので、そうは言っても座ってみれるでしょ!?と、思っていたら席数80席が開演前には90%埋まってしまいあわやと言う所。一人の席は上手い具合に開いている物なのでなんとかギリでも座れた。その一方、案の定劇場入り口では不当な扱いを受ける株主権使用者が「責任者呼んでこい!」ともめている。どうやら、本当の株主なのか総会に出席して不平を述べるとかなんとかまで言っていた。それも、私の嫌いな貴闘力に似た、顔の不自由な女性マネージャーにだ。彼女は、非常に事務的で機械的で気に触る面構えで口上を述べるので、理は通っているのだが、如何せん生理的に皆の反感を買うようだ。
まあ、そんなこんなの喧噪を尻目にしっかり連休中2本目の成海璃子主演を観てきました。どうもこの頃の彼女は忙しかったようで、おでこにうっすらとニキビが出来ていた(これが、眞鍋かをりとかだったら吹き出物と呼ぶ)。まあ、仕事の量もそうだけど年齢的に演じている役柄(今後公開の「きみにしか聞こえない」とか)なんかも考えるとちょっと働きすぎだし、難しい役をやり過ぎじゃ無いかとも思うので役者として、一少女として青春を疲弊しないか心配です。
さて、先日、天才子役女優共演希望リストをかきましたが、追加でどうでしょう?志田未来、谷村美月、成海璃子、夏帆、大後寿々花、多部未華子、ボケは夏帆しかおらんのか・・・・?
『神童』 最初に確認です。映画の前半、体育の授業中にうたが投げたバスケのボールを下腹部に当てられた天然パーマの少年が倒れ込むシーンがあるのですが、あの髪型と言い倒れ方と言い明らかに「太陽に吠えろ」のジーパンこと松田優作の殉職シーンへのオマージュに見えるんですが違いますか?わたし、劇場で一人で大笑いしてしまったんですが。
松山ケンイチのダメ男っぷりが「セクシーボイス アンド ロボ」とダブります。または、才能の無い「のだめ」と言ったキャラですか?あと、八百屋のとなりの服飾店のオネェちゃんは「松ヶ根銃乱射事件」で、村の男子の性欲処理を担当してた知恵遅の床屋の娘を演じていた方ですね。吉田日出子に串田和美ってオンシアター自由劇場のコンビですね。浅野さんが嫌みな音楽教師をやっていたりとか。なんだか、細かいキャスティングでウフフとほくそ笑んでしまう作品でもあります。
もちろん原作物なのですが、「トトの世界」を描いた漫画家さんなんですねぇ。あの作品も、NHKでドラマされたんですけどDVDでて無いみたいですね。もしかしたらVHSで撮っていた様な気がするので今度探してみよう。
物語に関して言うと、根本的な点で一つ疑問だったのは、手塚理美演じる母親がどうしたらそんな借金を作れるのかって所です。あと、ワオの好きだった人が留学する時のパーティーのエピソードとか今一つ浮いている様な気もします。悪くはなかったんですが、全体的に長いと感じたのも確かなので、後いくつかのエピソードは切れたかなとも思います。
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