気分刊日記

2007年05月31日(木) 空の見える生活

色々用事とか気分とかタイミングとか有ってお休みを取った。晴れた日に時間にせかされず歩くのは気持ちがいい。これでお金があれば気になる街で気になった店に片っ端から入って気になったものを片っ端から買って、気になったカフェで逐一休んでスイーツ喰って、また歩いて〜って事をしたいのだが、来月はお祝いビンボーでマリッジブルー&ウォレットレッドの予定なので、今から節約節約。

天気がどんなによくても、映画館の暗がりに吸い込まれるのがキネマに取り憑かれた者の性でして、昼日中の渋谷で『バベル』なんか観てしまったよ。あんましオモロくないです。

いあやぁ〜だめだ、仕事はもとより最近映画館でじっとしているのも苦痛です。遠くへいきたい!旅がしたい!日常を離れたい!五感をフル稼働してコミュニケーションしたい!日本語が聞きたくない!本を読みたい!お腹のポコリを引っ込めたい!歩き疲れたい!たいたたいたい!

バベル』・imdb
ご存知の通り3つのストーリーが少しずつ絡みながらも独自の進み方をします。全てに渡るテーマはタイトルに評される通りコミュニケーションであったり人と人との繋がりだと思います。“言葉が通じな”、“言葉が無い”、“言葉だけではない”それぞれの関係せいが描かれています。でも、それぞれを観ても、「で?」ってだけです。これは、オチを求めてるのではなく「その手法でそう言うメッセージを映画で今やってる意味は有るんかい?」っていう冷たい視線です。

役者さん達の演技派それなりの人たちを使っているので水準はクリアできていますが、映画風呂敷が中途半端です。よっぽど、3本のドキュメンタリーを撮って上手い具合に纏めて編集した方が興味深いです。結局描かれているのは、わざわざ役者が演じてみせなければならない程のドラマではないのですよ!ここが問題。

で、菊池凛子ですが、けつ汚いとか、女子高生はキツいでしょ、とか色々有りますが、賞をもらう程の演技は有りません。ジェニファー・ハドソンの歌と菊池凛子のケツを比べたらまだ歌の方がエンタテインメントです。くれぐれも注意して欲しいのは、そこに演技は有りません。菊池凛子はまだ菊池凛子じゃなかった頃(?)に寺島進と共演した「空の穴」の頃が良かったです。


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