超雑務係まんの日記
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2002年04月29日(月) カメ

2連休。

昨日は花見をした後、焼肉屋へ行った。
お店は混雑していて、入店するまで少し並んだ。
旨くなかった。日本酒を飲んだ。


帰ってきて、ワインをあけた。
2本飲んだ。

飲んだくれて、
そのまま床で寝てた。

気がつくと、
もう日射しが眩しい時間だった。

昨夜からずっとつけっぱなしだった。
部屋の電気、PC、音楽。
あと2日ほど連休があったら僕はアル中になる、きっと。
でも、
今となっては、もう心配されたり可哀想とは言われない。



サングラスをかけて外へ出た。
そんなつもりはなかったけど、車を運転しようと決めた。
ガレージをあけた。
クラッチを踏みながら、キーを差しエンジンをかけた。
ギアを1速に入れ、アクセルを踏んだ。

太陽の下にさらされた赤い車。
二日酔いにはかなりツライ明るさだった。
少し前に
「アナタの車は目立つから家の近くまで来ないで」
って言われた事があった。

窓を全開にし、右腕をプランと外に出しながらの運転。
ところどころに桜が咲いていた。

何か飲もうと思った、喉が渇いていた。
自動販売機で紙コップのカルピスソーダを買った。


そういえば、自分はどんな生活をのぞんでいたのだろう。
ぬるい風を浴びながら、僕は思い出せない僕を思い出していた。


車をガレージに入れ、階段をのぼった。
カギを出しトビラを開け靴を脱いだ。
部屋の電気をつけ、カメを見た。

サングラスを外し、服を脱ぎ、手を洗った。
生活臭にまみれた僕がしっかりと鏡に写っていた。

テレビのリモコンにスイッチを入れ、焼酎を飲んだ。
すぐに飲み干してしまったので、やっぱりワインを飲んだ。

どうせ今日もこのまま床で寝てしまうのだろう。

本当はぜんぜん気持の整理なんかついてない。
けど、さよならを受け入れたのは僕だった。


カメがこっちを見てた。
オマエは俺の本心を知ってるだろう?
だって毎日一緒にいるんだから。


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