超雑務係まんの日記
DiaryINDEXpastwill


2002年05月09日(木) タテヨコ

行き先の方向が同じだったので、カワちゃんを車に乗せてやる。
カワちゃんは僕とは違う部署で、小冊子の制作を担当している。
発売ペースは月刊。特集から広告から、まぁ誌面全体をほぼ一人でやってる。
60ページ程度のものだけど,これを独力でやるのは僕でもキツイ。
頑張ってるなぁ、といつも感心する。

そんなカワちゃんは、社内で「宇宙人」と呼ばれている。
理由は不思議な人だからだ(笑)
そんなカワちゃんと僕が話している会話は、
時に周囲で通じないこともあるらしい。。。(汗)

車内でカワちゃんが切り出す。
「組織の中の男と女って根本の感覚が違いますよね」

「んんん?また突然に難しいハナシだなぁ(笑)
 でも根本の感覚の違いって、例えば?」

「男はね、えっと組織の中のオスはね『アイツはオレの下、ヤツよりオレが上』
 って、自分を中心に上下に配置するタテの感覚が強いんです。」

「ふんふん。女は?」

「メスはね、『アノ子もコノ子もみんな仲良し、ワタシもシアワセ』
 って、自分を中心に他をほぼ同列に並べるヨコ感覚なんです。」

「それは組織の中で、っていう限定の話だよね。」
「そうです、そうです。でも日常でもそんな変わらないかも、です。」

「ふーん、でもそのタテ・ヨコ分析は面白いなぁ。
 カワちゃん、この考えに至った過程は?」

「ハイ。オスは社会に認められたいって欲求がメスよりも強いですよね、きっと。
 だから周囲に優劣をつけたがるのかなぁ、って。
 メスはそういった意識がオスよりも希薄だから、言ってみれば水平な並び方が
 安心するんだと思いました。」

「なるほど。明快だ。ってコトはカワちゃんもヨコ派なの?」
「うーーん、きっとそうだと思います。」
「あ、そうなんだ(ちょっと意外)。俺はどっちかな?」
「それはわかりません。」
「えっ?なんで?」

「だって、まんさんは本音を隠してる人だから。」
「はぁ?いっつもバリバリ本気じゃん、オレ!」
「本音と本気はチガいます。」
「ぐっ。。。そ、そだね。でも。。」

車が目的地に着いた。
ありがとうございました、とカワちゃんは車を降りる。

なぜか腑に落ちない気分だった。
タテヨコかぁ。。。


僕は僕の運転を続けなくてはいけない。
とりあえず南へ向かおう。
そこに答えらしきものが存在するかもしれないから。


まん |MAILHomePage

My追加