超雑務係まんの日記
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2002年08月06日(火) 飼育

109の前で待合せ。
いつもの赤いBMWで君は待っていた。
湿っぽい雪がしんしんと落ちてくる。

右側の助手席のドアを開け、私が声をかける。
「遅くなってゴメン」

「早くそんな3流雑誌辞めちゃいなよ」

確かに、当時は3流だったかな(汗)

「でも、いつかは伸びるさ!この雑誌は!」
「そうは思えないケド?稼ぎも伸びるの?」

「そりゃぁ部数伸びたら、そうだろうよ」
「どうなのかな?」
「なんで、そんな事言うのさ!」


なんとなく、想い出してしまった。。。

はは。。今はね、部数は当時と比較するとさ、
爆発的に本当に信じられないくらい伸びたよ。

でも。。。稼ぎは君が疑問を感じてたように、あんま伸びてねぇ(苦笑)

「いつになったら、一緒になってくれるの?」
「えっと。。。次の特集が終わったらでいいかな?」
「本当?」
「うん。。。その特集でケリをつけるよ」


結局ケリはつかなかった。
あの時、飼われていたら、今頃どうなってたのかな。

左ハンドルは似合わなかったよなぁ、きっと。


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