超雑務係まんの日記
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109の前で待合せ。 いつもの赤いBMWで君は待っていた。 湿っぽい雪がしんしんと落ちてくる。
右側の助手席のドアを開け、私が声をかける。 「遅くなってゴメン」
「早くそんな3流雑誌辞めちゃいなよ」
確かに、当時は3流だったかな(汗)
「でも、いつかは伸びるさ!この雑誌は!」 「そうは思えないケド?稼ぎも伸びるの?」
「そりゃぁ部数伸びたら、そうだろうよ」 「どうなのかな?」 「なんで、そんな事言うのさ!」
なんとなく、想い出してしまった。。。
はは。。今はね、部数は当時と比較するとさ、 爆発的に本当に信じられないくらい伸びたよ。
でも。。。稼ぎは君が疑問を感じてたように、あんま伸びてねぇ(苦笑)
「いつになったら、一緒になってくれるの?」 「えっと。。。次の特集が終わったらでいいかな?」 「本当?」 「うん。。。その特集でケリをつけるよ」
結局ケリはつかなかった。 あの時、飼われていたら、今頃どうなってたのかな。
左ハンドルは似合わなかったよなぁ、きっと。
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