超雑務係まんの日記
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2003年05月13日(火) ヒデ(10)

相手を「子供」と捉える存在は、
たいていは子供以外の「大人」だけ。

「子供」と自覚している人は
まず相手を子供と捉えることをしない。


私はずっと「ガキ」と言われていたので、
もしかすると視点は子供に近かったのかもしれない。

実は未だにコドモとオトナの違いがわかってないのですが。


無関心を装うのがオトナですかねぇ?
適当にお金を稼ぐのがオトナですかねぇ?
安定した生活の中で歳を取ってるだけがオトナですかねぇ?


昔を思い出してみると、
指導をしていた頃を考えてみると、
中学生のヒデは私なんかより、ずっとイカシタ大人だった。

「先生、オレは文学を勉強してみたい。文芸評論の世界で生きてみたい。
 こんな考えをしてるオレ、変ですか?」



変なわけないじゃん。
すげーよ、そんな中学生いないんだって。
「文芸評論」なんて、言葉自体は一般的じゃないんだから。



ヒデは「生きたい」って言った。
君たちには、未来がある。
そう、本当に輝かしい将来がうらやましい。


一方で、
私は「死ねたら」って思ってた。



生きたい、という人が、
死ねたら、と考える人が、

どんなバランスで社会に調和してるのだろう。



ヒデが卒業するまで、
私は責任を持って仕事をしなくちゃね。


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