超雑務係まんの日記
DiaryINDEX|past|will
ガランとした部屋にカンカンと踏切りの音が響く ゆらゆらとカーテンが動き そよ風を浴びながら
黒いテーブルとミニコンポとパイプベッドしかない ほんの少しの小説とハムスターが生きていた空間は
まるで ささいな息吹が ヒリヒリと闘っているようでした
ぜんぜんお金がなくって 働きもしない僕は 結局、住所不定になってしまい 本当にダメかと感じた時期がありました
あの頃を想い出すと 今があまりにも裕福すぎて すごく感性が鈍ってるような気がして 恥ずかしくて、恥ずかしくて
ついお金を放出してアルコールに逃げてる 自分がいるのです
悲しくて 悲しくて
例えば花火をたくさん購入したなら 線香花火は、きっと最後に火を灯す
パチパチと人間のひざの間で輝きながら ポトンと地に落ちていく
淋しく感じてしまったのは
壁にぶつかりながら 妥協を積み重ねてきたせいか 人生とか将来とか世間体とか離婚とか
そんな言葉に 充分に囚われてる人間が ポトンと堕ちそうになってる
反省や後悔を たくさん自覚しても
死のうと覚悟したあの光を 受けたのか、逃げたのか
その答を僕はずっと負っているのだと いつもいつも表現していたのかもしれません
うまく伝えられなくて いっぱい失敗しました
真剣に話した内容は シラフでも酔ってても、たぶんウソは言ってないと 思うのです
僕は普通の生き方をしてこなかったと コンプレックスがとてもとても腐る程あります だからなのか 普通に裕福に暮らしてきた人を ハナから信用しない傾向があるかもしれません
それでも 殺したいほど 好きになってしまったら 自分が変わるしかないのだと
一番、シンプルな方法を選択します
僕は結局、一人旅立てなかったのです 同じアヤマチは二度と繰り返すまい
すべては君を手に入れて 歴史を残し、先へ飛翔しよう
と。
ダメなら閉じるしかないのだと 君の前で泣いたこともありました
遠い日へ
そして 大好きだから
きちんと伝われば
いいな
|