こころの大地に種をまこう 春名尚子の言霊日記

My追加

2002年07月30日(火)  本を巡るあれこれ


 30日、中之島図書館に行って来た。
 都会(私の住んでるのは田舎だから)に出たついでに、資料を探そうと思ってね。
 中之島図書館は府立!というくらいだから大きな図書館。
 きっと、どんな本でもあるんだろうと前々からずっとあこがれていた図書館だ。
 今、読みたくてたまらない本を探しにやってきた。

 先週、外出先でふらっとはいった本屋ですごいものを見つけた。
 それは、私がまさに求めていた資料だった。
 大興奮して、ページをめくっていた。

 かなり分厚い専門書。定価、なんと5800円なり・・・。
 ここで、ため息をつく私。をいをい。誰が買うねん、そんな値段。
 とはいっても、専門書って全般的に高い。イヤになるくらいに高い。
 でも、欲しい・・・。

 人の足元を見てる、というか流行の本は大量に売れるから安くできるけれど、
 専門書はなかなか売れないからどうしても高くなるんだろうね。
 でも、高いから、ほんとに興味のある人しか買わない、だから売れない・・・。
 という、悪循環が起こる。そして、大事な叡智は、大量の流行書の山の下で埋もれてゆく

 その日に出会えた本は、ほんとに今の私に必要な本。
 レジに行きたい衝動を必死で抑え涙を拭って、その足で図書館に行った。
 自転車すっ飛ばして、後ろに子供のせて、炎天下汗かきながら必死で・・・。
 地元の図書館に着いたら、閉まってる。なんでよー、火曜なのにー。
 特別な休館日だった・・・。あうー。
 
 で、翌日、再度挑戦。でも、その本はここにはない・・・・。あうー。
 コンピューターで調べると、中央図書館に一冊かろうじてある。
 ネットの古本屋で調べると、3800円で売りに出ている。

 どうしようかーと悩みながらも、梅田に出る予定があったので、古本屋街で探してみる ことにした。
 ないない。全部の店を隅々探しても、ないない。。にもかかわらず、欲しい本が山ほど・・・。
 誘惑に負けそうになりながら、必死で抑えた。

 で、仕方なく大阪梅田の紀伊国屋書店に行ってきた。
 ここは、めちゃくちゃにでかい本屋。
 一日中いても飽きない。というかほんとはここに住みたいかも(笑)。
 人混みが嫌いだから、大阪に戻ってからも紀ノ国屋はずっと避けていた。
 本屋に入ると買いたい欲求を抑えるのが大変なので、本屋に行くこと自体を止めていた。

 その紀ノ国屋で探したけれど、なかった。ここにもないとは・・・。
 逆に、あの本屋、なんであんな本があったんだろうか、と思うね。

 そうなると、欲しくてたまらないのが人間ってヤツだわ。
 翌日、淀屋橋まで電車を乗り継いで、暑い中汗をかきながら、天下の中之島府立図書館までやってきた。

 図書館のコンピューターに座って、欲しい本を検索する。

 1冊目「・・・・・」ない。
 2冊目「・・・・・」ない。
 3冊目「・・・・・」ない。
 4冊目「・・・・・」ない。
 5冊目「・・・・・」ない。
 6冊目「・・・・・」ない。

 なんだとー、これで偉そうに府立図書館なんて言いやがってぇ。

 結局、25冊くらいの欲しい本を検索した結果、あったのは3冊。

 え?。たったの3冊・・・。

 いや、まじで、それで外の図書館にもその蔵書がないのならあきらめもつくが、
 私の検索したすべての図書が、ある図書館にすべて揃っていた。

 検索しながら、このコンピューターは、そこの図書しか扱ってないのか?と思うほどだった。

 それが、中央図書館だ。

 ああ、地元の図書館で検索したとおり、素直にそこに行けば良かったのだ。
 これだけの興味深い蔵書が揃っているなんて、面白い図書館だ。さぞ大きいに違いない。

 私が思っても見なかった発見があるに違いない!。

 と興奮したものの、31日は休館日、1日は私が用事があっていけない。
 火曜日までおあづけをくらってしまった私である。

 まってろよー、中央図書館。入り浸ってやる。
 この日から私の憧れの図書館は、中央図書館になった。
 でも、ここって、ねえちゃん家のすぐ近くやん(泣)。


 < 過去  INDEX  未来 >


はる☆ [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加