こころの大地に種をまこう 春名尚子の言霊日記

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2002年08月25日(日)  龍宮城へ 


 足摺岬にある龍宮神社というところに行くために高知県に行って来た。
 これでこの夏は四国4県すべてを制覇したことになる。
 なんかうれしい。

「剣山に行こうと思ってるんですけど、
 なんか面白い情報あったら教えてもらえます?。」
 と高知在住の聖者原田紋寿さんに電話をしたのは、7月半ばのことだ。

 7月17日、剣山では御輿を担いで山にかけ昇るという不思議なお祭りがある。
 沖縄にいるときから、ずっとその祭りが見たくて仕方がなかった。
 それを急に思い出して、タイで知り合った原田さんに聞いてみた。

「剣山にいくんだったら、高知まで来たら連れていくよー。
 でも、17日は無理。ほかの日だったらいいよ。」
 といってくれた。
 ひとりで山で一泊して夜と朝を感じたかったので、
 原田さんには高知を案内してもらうことになった。

「じゃあ、どこがいいかなあ。足摺岬と室戸岬、どっちがいいが?。」 

  ・・・・・。
 といわれても、わかりません。

「弘法大師が悟りを開いたところと、龍宮神社どっちがいいが?。」

「あ、龍!。」

 ってことで、足摺岬にある龍宮神社に連れてってもらうことになった。

 このところ、龍神さまのことばかりが気になっていた私としては、
 願ってもない提案だった。
 満月にあわせて8月23日にいくことが決定した。

 龍は大地や水の守り神だといわれている。
 私が沖縄に移住したとき、地元の人が黒龍雲と呼ぶ、
 龍の形をした雲が出迎えてくれた。以来、何度も龍にあってきた。

 すべては妄想だ。そう片づけてしまっても構わない。
 でも、感じることは自由だ。

 龍はエネルギーの象徴だ。
 人のからだの中にも、クンダリーニと呼ばれる龍(蛇)が
 とぐろを巻いて眠り続けている。
 私の中のその蛇が、興奮して目を覚ますような小説を書きたい。
 いつも、そう祈りながら書き続けている。
 私にとって書くことは祈ることで、
 より大きな存在と会話をすることでもある。


 シーサーのような壮大な雲。

 虹色に淡くグラデーションを描く空。

 降りそうで降らない雨。

 龍の背骨に降り立つ。

 とんびが空高く舞い、美しく弧を描く。
 上昇するエネルギー



 旅をするということは通り過ぎてゆく土地に眠る魂を揺り動かすこと。

 鎌田東二さんの「聖地への旅」に書かれていたシャイアン族のシャーマンの言葉を思い出した。 

 この夏の四国の旅はいろいろありすぎて、まだまとまらない。

 高知の旅についても、ちゃんと書きます。  もう少々お待ちを。


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