辻仁成さんの著書。
冬休みに読もうと思って借りたたくさんの本の中の1冊。
今日1日で読み終えたんだけど、
タイトルにもなってる「サヨナライツカ」の詩が気に入った。
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サヨナライツカ
いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない
孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい
愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある
どんなに愛されても幸福を信じてはならない
どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない
愛なんか季節のようなもの
ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの
愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ
サヨナライツカ
永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる
人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトにわかれる
私はきっと愛したことを思い出す
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私は愛されるよりも愛したい派だ。
愛されるのはウレシイけど
なんて言ったらいいかわかんないけど
大好きな人に精一杯「好き」って気持ちを伝えたい。
だから、私も愛したことを思い出す派 カナ。
そして、実際に死を迎えるとき
アナタを愛したことを思い出せたらいい。
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