ココロの記録。

2003年01月08日(水) サヨナライツカ

辻仁成さんの著書。

冬休みに読もうと思って借りたたくさんの本の中の1冊。

今日1日で読み終えたんだけど、

タイトルにもなってる「サヨナライツカ」の詩が気に入った。


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サヨナライツカ



いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない

孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい

愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある

どんなに愛されても幸福を信じてはならない

どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない

愛なんか季節のようなもの

ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの

愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ




サヨナライツカ



永遠の幸福なんてないように

永遠の不幸もない

いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる

人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと

愛したことを思い出すヒトにわかれる



私はきっと愛したことを思い出す



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私は愛されるよりも愛したい派だ。

愛されるのはウレシイけど

なんて言ったらいいかわかんないけど

大好きな人に精一杯「好き」って気持ちを伝えたい。

だから、私も愛したことを思い出す派 カナ。

そして、実際に死を迎えるとき

アナタを愛したことを思い出せたらいい。



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