あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2002年04月18日(木) 心象風景

あぁぁやっぱり勉強できなかった(涙)
ダメダメな僕ちん。
電話を、待っているのだけど、たぶん今日は掛かってこない。ような気がする。

もう7年ぐらい使っているカセットのウォークマンが壊れた。
おかげで「ワダツミの木」が聞けない。
別に家にいない時ぐらい聞かなくてもいいだろう、とも思うけど、聞けないと聞きたくなる。
むぅ、でも修理に出す金はないし。たぶん新しいの買ったほうが安い。

今朝の夢の中で「『アポロンの海』買えたよ」って誰かが言っていて、それを聞いて僕は
一瞬で恐れをなしていて、一体『アポロンの海』って何なのか、よくわからないけどぞわぞわ。
んー、「アポロン」が何の連想で出てきたかは分かる。
「ワダツミの木」って、聞くとどうしても僕はダフネを思い出すので。
ギリシャ神話で、アポロンのせいで月桂樹になってしまったニンフがダフネ。
そういう連想かな。と。
でも何でアポロンって変につるぺかなイメージなんだろう(笑)

自分が樹になるイメージ、あるいは自分が植物であるイメージは、けっこう僕の中では
詩を書くときによく使う、慣れた感覚で。
なんてゆーかな、相手に、自分の言葉が届かないという諦めに似た観念。
そんなモノをいつも僕は感じているのかもしれない。
裏返せば、自分が何も言う必要はなく、相手の感覚に身を委ねればいいという安楽。
・・・つきつめて考えちゃうと哀しいな、やめよう。



 アサガオは咲かないまま逝ってしまった


 四角い植木鉢が護る
 華奢な苗は いつも陽を浴びすぎて萎れていた
 まるで水を 喘ぐように
 ひび割れた土の上
 丸く支柱に絡んだ細い茎を
 白茶けた葉が覆って
 もう風の声なんか聞こえないね と
 微かに
 笑っていた


 どれだけ 代を重ねても
 揺るがぬ大木になることはなく
 冬を越す幹を
 手に入れることはない
 ただ夢に見る
 春も秋も冬もない空を
 小さな黒い種子に 還ることのない熟れた日々を



 < 過去  INDEX  未来 >


周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加