あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2002年07月11日(木) 迷えるひと



台風一過。
雲間の青空が綺麗な色をしてます。
いつも、空を見るたびに思うんだけど、
異国の空は日本の空とは違う色をしているな。
よく思う。
僕はほんのしばらく海外にいたことがあって(珍しくないね、こんなの)
そゆときに、よく現地に住んでる日本人の人とかに、『日本もまた同じ空の下にあります』みたいなことを言われた。
でも空を見てると、なんだかそれが嘘みたいに深い青なんだよね。
いやー、『遠く離れた国でも、空の色だけは変わらない』とか言う人もいたけど、めちゃめちゃ違うやん、と思った。
やっぱりあれは大気汚染の進み具合とか緯度の違いとかで違って見えるんだろうか。
まぁ、空の色なんて朝昼晩×毎日違うんですよ、と言ってもいいんだけどね。
(↑それはあまりに散文的なので言わないつもり。)


まとまりのつかない状態で、延々と繋げ続けている詩が1コある。
明らかにそのままじゃ駄作なのはわかってるけど、切るに切れない、削ぐに削げない、なんだか苦しい詩。
身を売りながら、こんな生活ダメだと思いながらずるずる深みに嵌まっていってしまってるような、そんな退廃的になりきれない中途半端な匂いがする。

意味もなく投げ捨てる人間に、僕はなれない。
無造作に短絡な、心の揺るぎなさも、
純粋なだけの涙も、
僕には持てない。
浅はかであることを誇るような、無邪気を武器にするような、そんな真似はできない。
僕は真摯であるしかない。
そうなんだけど、だけど、何に対して真摯であればいいのか。
僕になのか、僕自身が僕だと思い込んでいる理想に殉じればいいのか、それともただあのひとにだけ真摯であればそれでいいのか。
ねぇ。
アナタは何を焦ってるんですか。
何を憎み何を恐れて、そうして逃げようとしてるんですか。

僕には答える言葉が無い。



↑迷う間は何も生めない。
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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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