2002年08月04日(日) |
たとえ金属の定規でも |
昔のメールを、読み返してみる。 昔の恋人からのメール、恋人に送ったメール。 あぁ、割れた硝子を踏みしめるようだ、と 思う。 本当と嘘の区別をつけたくない時に限ってつらいことが多かった。 今も。
自分が卑怯な人間だと認識してはいても、それを見せつけられることを好みはしない。 でも昔と変わらぬ事を今も繰り返す。 言葉にするのがいやで、言い訳をしないことが誠実だと信じたふりをして、何も理由を告げないまま数々の失敗を様々に重ねていく。そのたびに、口をきく資格の無い蛆虫になって屍肉を喰らっている心持がした。今も。 それは、今も。
自分を解剖していく作業は好きじゃない。 自分自身を分析するのが一番、疲れるし厄介だ。 認識したくないことがたくさん出てくる。僕は聖人君子じゃない。どちらかと言えば悪人だろう。でもいつもそれから目を逸らしているから余計に性質が悪い。
あばら家に、 豚がいて、
どすんばたんと朽ちかけた壁にぶつかる、 その暗がりに僕は今いるような、 鈍重な身体に苛立ちながら泥だらけに汚れた豚のまま居るような、
そんな気がする。 救われない。
暑いからじゃなく、あぶら汗が出る。 どうやら体調が悪いらしい。 明日も朝早いんだけどな。 うん、もう少し、 がんばってみよう。
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