ええと、昨日忘れてたこと、今日もあまりうまく行ってなくて、思案のしどころ。
突然ですが、僕は自分の字が好きです。けっこう。 綺麗な字ではないんだけど、読みやすい字だ、と言われます。 だから、年賀状の宛名書きとかはキライだけど、ハガキの文面を書くのはそんなにキライじゃない。 昔は必死になって綺麗な字を書こうとしてたけど、このところはあんまり気にしなくなってます。というより、字を間違えないで書くことの方が大事だと気付いた。 友人には綺麗な字の人が多いです。 高校時代は書道部に入ってた人とか。 熨斗袋の表書を書ける人はかなり羨ましい。 で、絵の上手な人も多いです。高校時代は絵画部にいた人とか。 かく言う僕も、一応は絵画部に名前は登録してあったんですが。いわゆる幽霊部員で。そもそも絵、上手じゃなかったし。
なんで自分が、詩人になったのかなぁと考えてて。 詩人は詩を書くから詩人なんだ、とただ思うけれどそれは置いておいて。 思うに僕は、自分の心を表すのに、絵画では表現しきれなかったんです。自分の描く絵の稚拙さに我慢できずに。 自分の詩は稚拙でないか、と言われればそれはまた別な疑問だけど、少なくとも絵を描くよりは素直に言葉を操れた。言葉のほうがよっぽど使い心地が良かったわけです。とどめておけない心を絵にするよりも。 人を描くのなら、言葉でなら僕はいくらでも抽象化し、あるいは具体化し、美化したり卑下したり、なんだってできた。 たぶん、「絵にはできない」ことの方を、先に気付かされたんだろうな。 小学校には図画工作の時間はあっても、詩作の時間は無いし。 絵を書きたかったんです。 綺麗に、美しく。 でも何度塗っても、何本線を重ねても、それはただの不細工な絵でしかなく。 発想ばかり豊かだったような気がするな。 でも絵は描けず、僕は教わらぬまま詩作に走りました。 いつの間にか。
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