あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2003年08月24日(日) Missing



晴れた日は雨の日のことを考える、薄ねずみ色の空からひそやかに降る水滴のことを。
雨の日はここにない青空のことを考える、深い雲の合間から覗く鮮やかなあおのことを。

喪失というのはそういうものだ。
ここに無いからこそ、失うからこそ意識が及ぶ。
あのひとがいないというのも。
逢いたいと思うのも、そういうことだ。

薄い、あおの便箋に一文字ずつ迷いながら綴った手紙のことを思う。
そこから心はどこにも行けない。
同じようにあおい封筒に閉じ込められた紙を相手が開くまでは、僕の心はそこに埋葬されたまま、眠り続けるだけで。
たとえばポストの中の死角に、ひっそりと置き去りにされた手紙を想像する。
それは僕の手を離れてから、誰かが気付くまでの長すぎる時間をどのように待つだろう。
遠く響く、外の喧騒。
時折上空から舞い落ちてくる手紙たち。
それらが抱える乾いた熱気。
透けるほのかな光。

 **

今日はPaorettの小ミーティングでした。
話していく内にいっぱい、考えなきゃいけない事ややらなきゃいけない事に気付いてくらくらする。
そんなにできるのか。
うぅ。
とりあえず今週中に、いくつか終わらせなきゃなぁ。(涙




↑thank you.
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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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