2003年08月27日(水) |
僕がここに居ないでも愛してくれますか。 |
北に行って白夜の街に終日座り続けていたい。
上のような願いをよく耳にするけど。 なんだか白夜って何か美しいもののような幻想があるのですな。 現実は単に夜が来なくて明るいだけなんですけどね。 こう、夜明けとか夕暮れとかがなくて、昼の4時くらいの明るさが延々続くのです。 確かに日差しは無いのだけど、空は白く明るくて、眠るのがつらいぐらいの明るさ。 体内時計を温存するために、地元の人は時間的に夜になったらさっさと寝ます。 でないと毎日の暮らしが保てないしね。 そして実際、街の中も店が全部閉まるし人っ子ひとり居なくなるのですごく淋しくなります。 そんな時にふらふらと外に出るのは事情をよく知らない観光客とそれを狙うジプシー(つまり犯罪者)くらいです。
・・・いや、あれってけっこう苦痛なんですよ。暮らしてる人間にとっては。 外が明るいのに眠るのってなかなか難しいし。 だから雨戸とか全部閉めて寝るんだけど、夏だからちょっと暑いし。 うん。 慢性的な寝不足になります。
でも個人的には、北国の夏はかなり好きです。 爽やかだし。 トーポリが綺麗だし。 日差しと白樺がきらきらしてて。 冬はマイナス40度の世界でも、夏は日傘と郊外の森が気持ちのいい所で。 うにゃ、また行こうっと。
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死んでしまうのは怖くない。 後に遺されるモノのことを考えなければ。 怖いのは植物人間になる日のこと。 絶対絶対イヤだ。って。 心臓がぎくっとする。鼓動が速くなるんじゃなくて、跳ねるような。
生き返る可能性の無い人形になってまで生きていたいと思わない。
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