あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2003年09月26日(金)



バスを降りると、山の上からゆっくりと雲が沈んで来ているのが見えた。
もう山はほとんど隠れてしまって、輪郭も見えない。

傘は要らないくらいの霧みたいな雨。
もしかしたらもう、これも雲なのかもしれない。
歩く僕の服を、かばんを、
肩を、顔を頬を濡らし、
前髪と睫毛に白く濁るように水滴がついた。
そこへ雲が、音もなくすぅっと流れてきて、視界を一瞬白く染めた。

立ち止まってしまった。
白く濃い雲はさぁっと晴れて、また深く、を繰り返した。
自転車が、坂の途中に足を止めた僕を追い抜いてよろよろと登っていく。
霧の深さなんか気にも留めないように。
僕に怖いものなんかありません。
ちょっとだけ息を止める。それが隠された本心。
そして僕もまた、自転車の後をゆっくりと歩き出す。


 **

今日は髪を切ってきました。さっぱりさ。
親には「ますますガキっぽくなったねぇ」などと暴言を吐かれつつ。(怒
まぁそれなりなので僕は満足。
短くなったし。
ふんっ。

 **

昔の恋人の夢。
4人で旅行に行った先、騒動に巻き込まれて四人みんなばらばらになって、のあと。
僕の所には来ず、友人の所にだけ来たそのひとのメールを見て、
不意に悲しく、悲しくなってしまった。



↑起きてからが切ない。
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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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