2004年02月17日(火) |
あなたが生きてそこにいるだけで |
なんだろう、今やるべきことが明確に提示されていないと、僕は遊ぶのにも真剣さが足りなくなるらしい。 贅沢な性格。 課題を終えて、さてこれから僕は何をしようかしら。 明日は出かけるつもりだったけど、何だか気力が萎えてしまった。 映画でも見に行こうかな。 ひとりで。 淋しく。 うにゃ、誰か遊んでくれぃ。
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夕方、郵便を出し終えて家に帰る坂道の途中、ふと見上げると空が茜色と藍色に染め上げられていて、少し溜め息を吐く。 愛されていなければ生きていられないなんて、人間はなんて贅沢な生き物だろう。 でも僕が見出す全ての美しいものの代わりに、あのひとが生きて僕を好きでいてくれるならそれだけでもいいと思ってしまう。
坂道を登りきると街灯がぽつん、と立って道をほのかに照らしている。 なんとなく寄りかかりたくなる黒さ。 さみしいのは僕だけじゃないね そして愛されているのは僕だけじゃない。
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