あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2004年04月25日(日) ぼやけ て しまう



あなたのりんかく。


走ってゆくよ。
わたし が
みどりのくさはら。


大地からの熱気と
さやかな風のコントラスト。
黒い髪をなびかせて、
低い姿勢のまま走ってゆく
丈の高い草に見え隠れするその背。


目的は
信じること。
がむしゃらに純粋なのは 必須条件。
それだけで終わってしまう
世界のまるさ に
憧れている。


憧憬はあなたのわるいくせだ
くちびるがわらう。
ひみつが僕の
生きる糧であるように
信じ抜くあなたが
それだけで生きていけたらいい
最後まで 残酷。


行方は
血の匂い。
わらうきみを
あいしているよ
自分の嘘さえも
信じるということ。
深紅の匂い。


走っていく その背が
黒い髪が
遠ざかる。
信じているよ
そう
つぶやく声が いつか
ぼやけ て しまう






↑倒れ伏して息絶えて心をなくす日。

My追加

それ を ゆめみている。


 < 過去  INDEX  未来 >


周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加