あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2004年06月18日(金) 定番の慰め言葉なんか軽蔑する気にもなれない



風邪をひいてから、なんだか糸が切れたよう。

風邪はかなり良くなりました。
朝の喘息みたいな咳だけは勘弁してほしいけど、それ以外はほとんど元気。

今日はなんだか家に帰りたくなくて、いつもとは別の本屋をうろうろする。
明日は一応休みだし、大丈夫。
本屋の1階から2階に上がって、また1階に下りて、再び2階に上がって本を買って、本屋の隣の隣のスタバでトールのモカフラペチーノを買っててくてく歩いて帰った。

本屋の窓から、外がだんだん暮れていくのがわかった。
夏の宵は覚めやらぬ夢みたいで名残惜しい。
本を選びに選んで、ようやく1冊だけ買ってふらふら家に帰る。
外は昼の熱気が残っていて、まるで恋人の手のひらのようだと僕は思う。
このままどこまででも歩いて行けそうな感覚。
空はうっすらと発光して、なめらかなビロードみたいな空気。
ここにいたくない、と僕は思う。
だけどどこに行ったらいいんだろう。
夜の閑散とした電車のホームで僕は途方にくれる。


今の僕に必要なのは必死に泣くことなのかもしれない。
そしてちゃんと僕自身を掘り下げることなのかもしれない。

あのひとは死んだんだ。


  だけどそう書くだけでもガラスの破片に触れるみたいでどきどきしてしまう





↑どちらかと言えば遠くへやっておきたい。

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整理をつけなきゃ、なんて簡単に言わないでくれたまえ


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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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