あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2004年10月21日(木) フェラガモ



よる。

風があり寒い。
家に帰ってスープを少しだけ食べる。
冬は好きなんだ。
昼が短すぎて、明るい外を歩くのはとても尊いものになってしまうけど。
手袋も好き。
明日は薄い、黒い皮の手袋をしていこう。
それで頬を包み込むと、自分ではない誰かの手に思える。

よる。

Q、電話をありがとう。
うまく外に吐き出せない人間でゴメン。
それ以前に不精な人間でゴメン。
あなたがいてくれてよかったと思ったよ。
天の邪鬼なのは昔からだけど、外界に向ける意識が極端に少ないのが僕の欠点だ。
そして笑い飛ばすあなたの強さに憧れる。

よる。

内側を空っぽにする。
新しい香水のかおりを吸い込む。
目覚めるように、祈りを少しずつ削いでいく。
少しばかり自分を捨ててみよう。
唇を、
こじあけて。
誰もの視線を背に受けるように、僕はいちばん先へ立とう。






↑そして朝焼けを見る。

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左腕がイカレている。
不用意に伸ばせなくて困る。


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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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