あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2005年02月28日(月) 新生



石垣りんのお別れの会の話を新聞で読んだ。
いいなぁ、と思った。
何がって、うまく言えないのだけど、
悼む、と言うより惜しまれて去ったらしいひとのこと。
あるいは、そこに書かれていた誰の言葉も、彼女の内面を憶測するものでなかったのが羨ましかったのかもしれない。
ただただ尊ぶように、彼女を高みに、仰ぎ見るように。


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本当は今日は、日記を書けるほど余裕なはずはないのだけど、
実はさっきまであまりの頭痛のひどさに倒れていて、
鎮痛剤を飲んでようやく生き返ってきたところなので
いいことにしておこう。
もう何にもやる気が起きないし。
頭痛の遠鳴りを聞きながら、ぼんやりする。

 **

頭痛がひどいのが治まると、
なんだか一皮むけたみたいな気持ちになる。
新生真。
みたいな。
どんなに僕の中で世界がぐしゃぐしゃに、振り回したゼリーみたいにぐずぐずになってしまっても、
ふと立ち返れば世界は輪郭も正しくそこにあって、
目を開けると青く透きとおる。
僕は あぁ、世界だ と思って何故か安堵する。

あのひとのいきているせかいだ






↑さみしい、ような

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