あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2005年03月24日(木) 死なせてしまってもいい



何だか妙な具合に喉が渇く。
さっき飲んだコーヒーのせいかな。
髪を洗っていると喉がからからになっているのを感じた。
後で何か飲もう、と思って、それを忘れる。


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小池真理子「死に向かうアダージョ」を久々に読む。
何だか後味の悪い本だ。
意味のわからない部分が最後に一箇所だけある。
それがどんな意味であれ、わかったところで僕は恐らくすっきりとはしないのだろうけど、不思議な本だ。
読んだあとには不可思議さだけが残っている。

ゴダードの新作を親に貸してもらう。
ゴダードはその陰鬱な風情と二重三重の罠がよみごたえあると言っていい。
まだ下巻が来ないのでしばらく置いてみる。

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まだ花が散らない。
薄く開いたまま、高弁の薔薇はうっすらと染まりながら机の上に立っている。
そろそろ、と。
僕は思う。
そろそろ枯らす頃か、と。





↑待ち焦がれ。

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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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